
離婚は結婚の何倍ものエネルギーを使うと言われる。精神的な疲労に加え、別居のための引越し作業でトラブルがあってはたまらない。大阪府の40代女性は、離婚の際に経験した「引越し業者とのトラブル」を振り返った。
「嫌気がさした私の方が、戸建ての家から最低限の荷物だけ段ボールに詰めて家を出ました」
早く家を出たかったのだろう、荷物の量は多くはなかったが……。(文:篠原みつき)
「当日1軒の家が丸ごと引っ越しするような……」
一人の引越しとはいえ、女性は事前に引越し業者に見積もりを依頼していた。その際、きちんと「1人分の荷物だ」と伝えていたという。段ボールにしてわずか10箱程度。軽トラックでも十分運べる量だ。ところが当日、家の前に現れたのは予想外の巨大な車両だった。
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「当日1軒の家が丸ごと引っ越しするような10トントラックが!!」
女性の荷物は、戸建ての家財道具一式を運ぶためのトラックに積み込まれた。広大な荷台に、ポツンと積まれた段ボール10箱。その光景はあまりにもシュールだったに違いない。
業者側の手配ミスなのか、伝達ミスなのかは定かではないが、女性にとっては泣きっ面に蜂の事態となってしまった。
「そこに箱をたった10個だけ積み、車で15分の場所まで移動しました。もう出してしまったトラックは後に引けないらしく、とんでもない無駄な出費になりました」
大型トラックが稼働してしまった以上、料金は発生するということなのだろうか。先方のミスなら突っぱねることもできそうだが……。離婚という人生の岐路で、痛い出費となってしまったようだ。
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現在は再婚し、全く別の場所で暮らしているという女性。しかし、「今でも引っ越しのトラックを見ると思い出します」と書いており、当時の衝撃は今も苦い記憶として残っているようだ。
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