ワークマン「着るコタツ」60万点突破 冬物アイテムがしっかり売れている理由

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2025年11月29日 08:21  ITmedia ビジネスオンライン

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ワークマン「着るコタツ」が人気

 ワークマン(群馬県伊勢崎市)の冬物衣料が好調だ。「異常気象対策」をテーマに、寒暖差に対応できる機能性を持つ商品を展開。電熱ヒーター内蔵の「ヒーターウエアシリーズ」や「着る断熱材」X-Shelterシリーズなど、ヒット商品が相次いでいる。


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 2021年秋冬に登場した電熱ヒーター内蔵の「ヒーターウエアシリーズ」は、バッテリーを接続するだけで瞬時に暖かくなる特徴から「着るコタツ」とも呼ばれている。11月時点で累計販売数は60万点を超え、2025年モデルはベストタイプのみを展開し、約2万点を販売。アウターの中に着る需要を取り込んでいる。


 価格は3900〜4900円(別売りバッテリーは4900円)。2024年はジャケットや半纏(はんてん)タイプも展開していたが、ラインアップを絞り込んだ。理由について、同社広報は「ミドルレイヤーとしての需要が高く、ベストのほうが腕回りが動きやすいと好評だった」と説明する。


 幅広い年代から支持され、新たに投入した赤いベストは還暦祝いのプレゼントとして選ばれることもある。


 胸部分にあった温度調節スイッチを右わきのポケット内側に移動し、街中やオフィスでも着用しやすいカジュアルなデザインに改良。近年の激しい寒暖差に対応し、日中は普通のベストとして、夜寒くなったらヒーターをつけるなど調整が可能だ。


 別売りのバッテリーは、モバイルバッテリーとしても使用でき、冬はヒーターウエアに、夏はファン付きウェアにも使える仕様だ。


 今季のシリーズ最上位モデルである「ウィンドコアクアッドヒーターフーデッドベスト」(4900円)は、ヒーター配置を2カ所から4カ所に増やし、吸湿発熱の綿を使用。ブラック、ホワイト、グリーン、パープルの4色を展開している。


●着る断熱材シリーズが好調


 今年のアウターでは、「異常気象対策」をテーマにした商品を多く展開しており、レディース製品では袖の取り外しや、丈を寒さにあわせて調整できるアウターが登場。


 「デタッチャブルボアスタンドジャケット」(2900円)、「デタッチャブルパフィーブルゾン」(3900円)、「防風撥水キルティングアジャストブルゾン」(3300円)を展開している。


 「着る断熱材」のX-Shelterシリーズも好調だ。2024年に発売した同シリーズは、冷気と暖気の両方を遮断する断熱機能が特徴で、激しい寒暖差への対応が評価されている。


 2024年は累計20万点を販売したが、2025年は先行予約1週間で5万点が完売。店舗販売を開始後、1カ月で20万点を達成し、累計で50万点近く売れている。今年は前年比8倍の生産体制を整え、供給量を増やしている。


 2025年モデルでは新素材「断熱β(ベータ)」を採用し、顧客からの要望に応え、伸縮性を高めて動きやすさを向上させたほか、キッズサイズも新たに展開。最も人気があるのは「断熱βライトウォームジャケット」(2900円)となっている。


 近年、夏が長くなる傾向にあることから、同社では冬物の導入時期を例年より遅らせ、9月は秋物や半袖を中心に陳列し、10月半ばから本格展開する戦略に転換した。


 また、冬でも日差しが強い日があることからUVカット機能を持つ商品も展開するなど、異常気象や多様化するニーズへの対応を進めている。アウターだけでなく、履物でも機能性と用途の広がりを追求した商品を展開している。


●多様化する用途に対応した商品も発売


 室内履きの「HEYAルームブーツ」(2020年発売、累計販売約45万点)と「HEYAルームシューズ」(2022年発売、同38万点)は、冬の登山やキャンプで使用するアウトドア用品「テントシューズ」から着想を得た商品だ。


 中綿を二層構造とすることで、洗濯機に入れても綿が偏りにくく、乾かしても元の形に戻り、すぐに履けるよう工夫した。ルームシューズには、ワーキングウェア素材「ブラックアルミ」をアッパー内側に使用し、保温性を高めている。


 使い方も多様化しており、保護者が学校訪問時に使用する「保護者履き」や、通院・リハビリ時の「院内履き」としての利用も増えているという。


 外で履く人が増えたことを受け、「防寒パフィーシューズ」(2900円)を発売。撥水加工と靴底強化で外履きに対応し、ブラックアルミを使用して保温性を確保した。


 そのほか、防寒ブーツでは、履き口を面ファスナー仕様にして脱ぎ履きをしやすくした「ケベック」(2500円)や、街中でも履きやすいデザインとした「防寒ラークスチェルシーpr.6」(2900円)などを展開している。


 全国47都道府県に店舗を持つ強みを生かし、豪雪地帯では中綿入りの本格派防寒ブーツ、都心部ではすっきりしたデザインの商品と、地域のニーズに応じて品ぞろえを変えている。


 同社は「機能性とファッション性を両立させ、多様化するニーズに対応した商品を提供していく」としている。


(カワブチカズキ)



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  • 俺の地域のワークマンは、店内が狭くて、商品がぎゅうぎゅう詰めで陳列してるから、お目当ての商品を探すのに一苦労なんよね。
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