田中泯、坂本龍一さんの日記の朗読に「猛烈なプレッシャーを感じました」

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2025年11月29日 13:43  日刊スポーツ

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映画「Ryuichi Sakamoto:Diaries」の公開記念舞台あいさつに登壇した田中泯

ダンサー田中泯(80)が29日、都内で、朗読を務めた映画「Ryuichi Sakamoto:Diaries」(大森健生監督)の公開記念舞台あいさつに登壇した。


23年3月に71歳で亡くなった世界的音楽家、坂本龍一さんが、がんに罹患(りかん)してから亡くなるまでの3年半、本人の日記を軸にたどったドキュメンタリー。生前親交のあった田中が日記の朗読を担当した。


田中は「文学者や詩人、そういう人たちの日記のようなもの、死に向かっている心境を書いた物は結構読んできた」と明かす。その上で「坂本さんの日記はどうも日記を読む人、読む世界に対して鉛筆を走らせていたという気がしてしようがない。生きている私がその文字を私の感じだけで読む。言ってみれば、上手に聞かせる意味で読むのはちょっと違うなと思って。センテンスになっていない部分がすごく多くて、相当考えましたね。準備された言葉を話す、いわゆるせりふとは全く違うもの。自分の体と口から出てくる、それが映画を見る人に声として伝わっていくことに猛烈なプレッシャーを感じました」と、「日記」と向き合った日々を振り返った。


25日には、映画のベースとなったNHKスペシャル「Last Days坂本龍一 最期の日々」が、世界の優れたテレビ番組を表彰する国際エミー賞でアート番組部門の最優秀賞を受賞した。「YMOが世界を回り始めた時期に、スケールは違いますが僕も世界中を回り始めた。2000年代に入るまで毎年、半年くらいは日本以外の国を回りました。どこに行っても龍一坂本は知られてました。本当に驚くべき浸透力というか、音楽性」とその影響力に実感を込めた。


田中は「人間って、死んでった人のことは忘れるようにできている。だからこそ墓参りとかお盆とか、銅像をつくったりとかあるわけですけど、そんなことは忘れましょう。坂本龍一っていう名前も忘れていいかもしれません。彼がくれる刺激を忘れないようにすればいいんじゃないでしょうか。ぜひ皆さん、映画のことを誰かに伝えてあげてください。それが坂本さんへの一番の供養かもしれません」と話した。

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  • 市原湖畔美術館来訪時、田中泯氏来場踊り披露時映像が流れてて。チケット完売で見れなかった方々が映像を見に来てて。「誰?そんなに凄い方なの?」と知人に言い。知人も知らなかったのですが後日凄い方だと知りました
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