【フィギュア】世界王者マリニンはSP3位「うまくいかなかった」4A−3T成功ならず

2

2025年12月04日 22:22  日刊スポーツ

  • 限定公開( 2 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

男子SPで演技するマリニン(撮影・前田充)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)ファイナル>◇4日◇第1日◇愛知・IGアリーナ◇男子ショートプログラム(SP)



“4回転の神”の異名を持つ世界王者のイリア・マリニン(21=米国)は、まさかのショートプログラム(SP)3位発進となった。


冒頭のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)は回転不足となり、5・71点と大幅な減点。続くトリプルアクセル(3回転半)は成功させたものの、4回転ルッツ−3回転トーループも1・31点の減点となり、自己ベスト110・41点に遠く及ばない94・05点にとどまった。


予定構成では、冒頭に4回転半ジャンプ−3回転トーループを投入する予定だった。成功させれば世界初の偉業だったが、初成功とはならなかった。


マリニンは「全体的にベストな状態ではなかった。うまくいかなかった」と振り返った。


マリニンは、22年9月のチャレンジャーシリーズ第1戦・USインターナショナルクラシックで国際スケート連盟(ISU)の公認大会で史上初めて4回転半ジャンプを成功。同年のグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカで4回転半ジャンプを成功させてSP4位から逆転優勝するなどして自身の大きな武器としている。


来年2月のミラノ・コルティナ五輪での金メダル筆頭候補。フリーで巻き返し、大会3連覇へ挑む。


首位は、108・77点で鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)。2位には98・06点で佐藤駿(エームサービス/明大)がつけている。


フリーは6日午後8時開始予定。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定