
今回はAll About編集部が実施した「ノートパソコン」に関するアンケートから、「次に購入したいノートパソコン」の結果を紹介しつつ、ガジェット系ライターの上倉賢さんが、それぞれのメーカーの特徴、おすすめのユーザー層を解説します。
2位:富士通/票数39票
2位は「富士通」でした。「FMV」や「LIFEBOOK」シリーズを展開する日本の大手メーカーです。現在の使用感や慣れ親しんだ操作性を理由に、次も継続して選びたいという声が目立ちました。回答者に富士通を選んだ理由を聞くと、以下のような声が寄せられました。
===
「知人が購入した最新の富士通ノートパソコンがかなり良いと聞いたので」(50代女性/神奈川県)
「耐久性が良さそうだから」(30代女性/埼玉県)
「使い慣れているメーカーなので」(50代男性/京都府)
「キーボードの位置など他のメーカーに変えると微妙に違うので慣れたキーボードが良い」(60代女性/神奈川県)
「初代からずっと富士通で慣れ親しんでいて、不満もないので、次も富士通を選びます」(50代女性/埼玉県)
===
1位:Apple/票数87票
1位は「Apple」でした。現在のMacBookユーザーが継続して選びたいという理由に加え、「MacBookに憧れている」「一度使ってみたい」といった、Windowsユーザーからの乗り換え需要も高いようです。|
|
|
|
回答者にAppleを選んだ理由を聞くと、以下のような声が寄せられました。
===
「デザインが好きなため」(20代女性/愛知県)
「プライベートではMacをずっと使っているので、買い換えるとしてもMacだなと思うから」(40代女性/兵庫県)
「Macbookに憧れているため」(20代女性/京都府)
「iphoneやipadとの連携がいいから。アップルのエコシステムは素晴らしく便利です」(40代女性/和歌山県)
「スマホがAppleなので連携が楽なものにしたいと思ったからです」(30代女性/神奈川県)
===
専門家の解説
1、2位に選ばれた「Apple」「富士通」について、All About ノートパソコンガイドの上倉さんにお聞きしました。上倉:パソコンは最新の機能を快適に使えるように、一般的に3年から5年程度で買い換えることが多いです。Windowsパソコンの場合、どのメーカーを選んでも基本的な使い勝手などはすべて同じですが、サポートサービスは各社異なる場合もあります。
その製品を気に入り、各社独自のサービス等も気に入った場合は同じメーカー品を続けて購入する場合も多いかもしれません。
|
|
|
|
「FMV」はノートパソコンだけでなく、ディスプレイと一体化したオールインワン型やコンパクトなデスクトップ型などさまざまな種類の製品を提供しています。
製品自体の品質はもちろんですが、生活スタイルの変化で、デスクトップ型からノートパソコンにする場合なども同じメーカーの同じシリーズで移行できることや、同社のサポートなどの取り組みが評価されているのだと思います。
Appleの「MacBook」シリーズは、シェアの高いWindowsと使い勝手などが異なります。iPhoneやiPadなどApple製品との連携が簡単にできたり、慣れたら使いやすい部分も多いので個人ユーザーを中心に選ばれているようです。
製品自体の品質が高いことはもちろん、全世界で統一したサポートを受けられます。使い慣れたら「Mac」から移行したくなくなる人も多いのかもしれません。
|
|
|
|
All About ノートパソコンガイド。個人的に欲しいパソコンの情報をまとめるため、1995年頃からノートパソコン専門サイトを開設。インターネット黎明期の1990年代から、ノートパソコンを中心にパーソナルコンピューティングに関する国内外での取材、記事執筆活動を行っている。
<調査概要>
調査名: 「ノートパソコン」に関するアンケート
調査方法: インターネットアンケート
調査期間: 2025年10月24〜27日
調査対象: 全国10〜70代の300人(男性:125人、女性:172人、回答しない:3人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています
(文:上倉 賢(ノートパソコンガイド))

