タイ・カンボジア国境の軍事衝突　民間人の被害拡大…住宅地で銃撃戦も　両国で民間人14人死亡　戦闘の収束見えず

タイとカンボジアの国境地帯で両軍の激しい衝突が続くなか、民間人の被害も拡大しています。これまでにタイ側で民間人4人、カンボジア側で10人が死亡しました。

カンボジア北部で11日に撮影された映像。カンボジア軍がタイ側に向けて数十発ものロケット弾を発射している瞬間とみられます。

一方、国境地帯の住宅地に進軍したタイ軍の装甲車から兵士が銃撃している映像もタイメディアで報じられました。

両軍の交戦は国境沿いの広い範囲で11日も続けられ、タイ軍は、関連死も含め、民間人4人が亡くなったと発表しました。

カンボジア政府は、これまでに幼い子どもを含む民間人10人が死亡し、60人が負傷したとしていて、両国の避難者はすでに50万人を超えています。

こうしたなか、両国の和平合意を主導してきたアメリカのトランプ大統領が両国の首脳と電話会談を行う意向を示していて、停戦につながるのか注目されます。

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