
ついに帰省の日がやってきました。夫は得意げな顔でデパートの紙袋を手に持っています。私はすかさず夫から紙袋を受け取ると、義母に手土産を渡しました。
義母は手土産を受け取ると、リビングへと向かいました。夫の顔を見ると、褒められるのを期待しているような顔をしています。さあ、一体どうなるでしょうか?
テーブルに手土産を置いた義母。お菓子の箱を見て、いつものように険しい表情を浮かべました。私はこの時点でワクワクが止まりません。聞き慣れた小言がこんなにも心地よく聞こえたのは初めてです。性格が悪いかもしれませんが、私は義母の言葉を聞いて笑いをこらえるのに必死でした。今日はいつものようにイライラしません。
隣の夫をチラリと見ると、明らかに顔色を変えていました。自分が選んだお土産に文句を言われたことにショックを受けている様子です。しかし義母は夫の様子にまったく気づくこともなく、気持ちよさそうにお小言を続けるつもりのようです。
話の腰を折られた義母は、夫の言葉に驚いて口を閉じました。私はまるでリアリティーショーを見ているときのように、どこかワクワクしてしまいました。
|
|
|
|
夫が選んだ手土産を持って、私たちは義実家を訪れました。
義母に手土産を渡す際、私はあえて「夫が選んだ」とは言いませんでした。
夫は褒められるのを期待していたようですが、義母は「カロリーが高い」「センスがない」と相変わらずの文句炸裂。
聞きながら、私は内心笑いをこらえるのに必死でした。
自信満々だった夫は、隣で静かにショックを受けています。
|
|
|
|
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・梅蔵うめ 編集・海田あと

