クリスマスに「4℃」をもらってブチ切れ。1万5000円のアクセが許せなかった女性の“意外なその後”/恋愛人気記事BEST

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2025年12月22日 16:20  女子SPA!

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女子SPA!

※イメージです(以下、同じ)
 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2023年12月23日 記事は取材時の状況)

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 恋愛・婚活アドバイザーのこめだゆきです。これまで3500名以上の女性をサポートしてきました。

 かつてはネガティブで彼への依存が激しい「ブス彼女」だった筆者。自分と向き合うことで「人は変われる」を自ら体感してきた経験から、誰も教えてくれない「幸せな結婚を叶えるために重要なこと」を、相談事例を通してお伝えします。

◆クリスマスプレゼントに4℃をもらい「ないわ」と破局

 婚活歴半年の翠さん(仮名・33歳)は、ハイスペックな男性と出会うことを望んでいました。

 見た目は華やかですが本音を隠していて話していて、なんだか表面的な感じがするなというのが筆者からの第一印象でした。

翠さん「去年のクリスマスのとき付き合っていた彼氏から、クリスマスプレゼントで4℃のアクセサリーをもらったんです。わたし33歳ですよ、4℃って若い子のブランドじゃないですか。

 調べてみたら、1万5000円くらいで安かったし。『ないわ』となって、そのまま年明けに別れたんです。だから次は、もっと年齢に見合ったものを知っていてプレゼントしてくれるハイスペ男性と付き合いたいんです」

 筆者はこれを聞いて、目が点になりました。

◆ハイスペ度とプレゼントの金額は比例する?

筆者「ん、お付き合いする男性がハイスペックかどうかは、プレゼントで分かるということですか?」

翠さん「そうです。ハイスペでいい年収の男性はやっぱりハイブランドを知ってるし、それを買うことができるじゃないですか。元カレは年収低かったから、4°Cを買ったんだと思います」

 力説している翠さんは「ハイスペ男性=ハイブランドをプレゼントしてくれる男性」と思い込んでいましたが、プレゼントで相手の価値を測るというイタい感覚を持った女性に、ハイスペ男性は引っかからない。そもそも翠さんが思うハイスペ男性の基準自体、おかしなものですよね。

筆者「どんなものをくれるかで相手の価値が決まるものなんですか?」

翠さん「ハイスペックな彼氏がいる友達の話を聞いていると、やっぱりハイスペ度とプレゼントは比例してるんです。だからどんなものをプレゼントできるかって、失礼かもですが相手の価値とある程度比例するなって感じます」

◆クレクレちゃん思考を変える必要がある

筆者「翠さんの話を聞いていて、『相手が何を自分にくれるか』ということばかり気にしていますよね。それってクレクレちゃんな思考じゃないですか。ハイスペックな男性ほど、自分が努力して手に入れたものを相手に奪われることを嫌ったりします。

 ハイスペ男性と出会いたいなら、そのクレクレちゃん思考を変える必要があるし、表面的な考えも改めなければいけないですよね。これらの根本にある問題はパートナーにもたれかからないと自分で自分を満たせていないというところ。ここが解決できれば、翠さん自身も出会う男性も大きく変わっていくのではないでしょうか」

 そこから翠さんは筆者の講座に通い、自分を見つめるワークをたくさんしました。そして、自分のクレクレちゃんになってる現状や原因に気づくことができました。

 その結果、男性に求めるばかりの思考がなくなり、相手に何を与えてもらえるかよりも、自分が相手に何ができるかという思考になれたのです。

◆自分が自分らしくいられないなら“価値がない”と気づいた

翠さん「高いプレゼントをしてくれる男性=幸せになれる相手だと思っていたし、そんな女性が勝ちだと思っていました。だから選ばれるために自分をよく見せようと着飾っていたし、『好かれるためには』というノウハウもたくさん調べていました。

 でも講座で学んで毎日自分の本音に従って行動していたら、なんだかすごく無理をしているなって気付いたんです。自分の服装もメイクも話し方も、ハイスペ男性に好かれるためにってところが基準になってるなって。

 本当はカジュアルな服装も好きだし、アフタヌーンティーよりも居酒屋の雰囲気が好き。ハイスペ男性が理想としていそうな女性を演じていただけだと気付きました。ハイスペ男性にはもちろん憧れます、でも自分が自分らしくいられないなら、それって価値がないということが本当の意味でわかりました」

 そこから翠さんの婚活は大きく変わりました。自分の本音に向き合い、自分らしく生きようと行動するようになったのです。

◆ファッションも会話も、無理するのをやめた

 清潔感は心掛けた上で、相手ウケを狙った服装やメイクをやめて、自分が心からワクワクする物を身に付けました。相手に媚びて、相手に合わせた話をするのをやめ、自分の主張も織り交ぜてコミュニケーションを楽しむようになりました。

 そうすると、今までハイスペ男性にこだわっていたのがウソのように、いろんなタイプの男性と出会うようになったんです。

翠さん「いろんな男性と出会ってみて、本当にいろんな価値観があるなって感じました。質素な身なりの人だなと思ったけれど、ただ服装が質素なだけで実は高収入な人もいました。

 反対にブランド物を身に付けていても、端数まで割り勘を希望されたり……表面的なことで相手のことが分かった気でいたのが浅はかだなって感じます。もちろんハイスペ男性は努力をしてハイスペになってるわけなので、素敵だなという気持ちは残っています。

 でもそのために無理をするくらいなら、自分らしくいられる相手を見つけたいし、その人と一緒に高め合っていければいいなと思うようになりました」

 相手が何をくれるかで相手の価値を判断するというのは“イタい”考え方。

 ハイスペにこだわって自分を見失うより、自分らしくいられることを大切にしたいですね。夫婦は自分らしくいられる居場所であるべきなのだから。

<文/こめだゆき>

【こめだゆき】
恋愛・婚活アドバイザー。毒親育ちから自己肯定感が低く、長年恋愛依存で苦しむ。自己改革の末、今の夫と復縁し結婚。主催する講座、オンラインサロンには全国から多数の婚活女性が集まる。ブログ、Instagram:@komeda.yuki

このニュースに関するつぶやき

  • で、記事の初出から丸2年が経ったわけだけど、結局この翠さんとやらが「ファッションも会話も、無理するのをやめた」結果は?
    • イイネ!1
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