
日本文化の源流を感じさせる史跡や地名が各地に残る奈良県。県内には、表記だけでは読みを想像しにくく、地元民ならではの知識が必要とされる市町村名も少なくありません。
そこで、ねとらぼでは、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、関東地方在住の男女を対象に「地元民しか読めないと思う奈良県の市町村名」というテーマでアンケート調査を実施しました。
関東在住者から支持を集めたのは、どの市町村名だったのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう!
第2位に選ばれたのは、得票率12.8%の「斑鳩町」でした。
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奈良県の北西部にある斑鳩町(いかるがちょう)は、町内に大和川や富雄川、竜田川が流れる、豊かな自然環境に恵まれた地域です。かつて聖徳太子が飛鳥から移り住んだ地としても知られていて、中世以降は太子信仰の中心地となり、集落の成立に大きな影響を与えました。世界文化遺産である「法隆寺」をはじめ、「藤ノ木古墳」などの歴史的名所も多く、大阪駅や奈良駅へのアクセスに優れるところも魅力です。
町名の「斑鳩(いかるが)」の由来には諸説あり、この地に斑鳩という鳥が郡をなしていたという説や、伊香留我伊香志男命がこの地の神として祭られていたからという説などが有力なようです。
第1位に輝いたのは、得票率17.6%の「曽爾村」でした。
奈良県の北東部にある曽爾村(そにむら)は、室生火山群に属する1000メートル級の山々に囲まれた、美しい火山地形からなっている谷間盆地です。村域の約86%を森林が占めていて、西側には柱状節理の岩壁があらわな「屏風岩」、東側にはススキの大海原で有名な「曽爾高原」など、豊かな自然を楽しめる観光名所も点在。
村名の「曽爾」の中でも「爾」は日常で使われる機会が少なく、音読み・訓読みのイメージが湧きにくそうなところも「地元民しか読めない」と支持を集めたのではないでしょうか。
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