米袋に入った2025年産米が積まれている低温倉庫=10月23日、栃木県大田原市 農林水産省は23日、全国農業協同組合連合会(JA全農)など大手集荷業者による2025年産米の販売数量が、11月末時点で37.5万トンだったと発表した。調査を開始した14年産以来、過去最低となった。同時点での24年産との比較では7.5万トン減少した。
集荷や契約済みの数量は例年並みで、高値などを背景に販売が停滞している可能性がある。
調査は、玄米仕入れ量が年間5000トン以上の大手集荷業者からの報告に基づくもの。集荷は前年比27.3万トン増の218.4万トン、契約は2.2万トン増の179.9万トンだった。