2026年に訪れる「丙午(ひのえうま)」の迷信とは? 前回は出生数が25%減、妊娠・出産への影響を調査

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2025年12月25日 09:30  マイナビニュース

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ベビーカレンダーは12月24日、「丙午(ひのえうま)」と妊娠・出産に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2025年12月8日〜12月12日、妊娠中・育児中の20〜40代女性935人を対象にインターネットで行われた。

○「丙午生まれの女性」に対するイメージ



少子化の進行が止まらない中、来年2026年は干支で60年に一度巡ってくる「丙午(ひのえうま)」の年にあたる。前回の丙午である1966年(昭和41年)には、「この年に生まれた女性は気性が激しい」などの迷信が広まり、出生数が前年比で約25%も激減した。



妊娠中・育児中の女性935人にアンケート調査を行い、来年2026年が「丙午」であることや、迷信について知っているか聞いたところ、「よく知っている」31.2%(292人)、「なんとなく聞いたことはある」49.0%(458人)を合わせて、約8割が認知していた。その上で、「丙午生まれの女性」に対するイメージや迷信への認識について調査した結果(複数回答)、「ただの迷信なので、気にする必要はない」が44.7%(418件)で最多となった。


また、「特にイメージはない」も39.4%(368件)と2番目に多く、丙午生まれの女性に対して特定の人物像を想起していない人が少なくないことがわかった。こうした結果から、迷信そのものを過度に意識していない層が多いことがうかがえる。

一方で、具体的なイメージの内容に注目すると、ポジティブなイメージがネガティブなイメージを大きく上回っている点が特徴的だった。延べ回答数で比較すると、ポジティブな回答は616件、ネガティブな回答は251件となり、ポジティブな回答がネガティブな回答の約2.5倍に達した。



かつて忌避された「女性の強さ」は、ジェンダー平等が進む現代において「自立」「リーダーシップ」といった魅力として再定義されており、令和のママたちに前向きに受け止められていることが明らかになった。

○約8割が迷信よりも「自分たちの計画を優先」



また、2026年の丙午の出産について自身の考えを尋ねた質問では、「迷信は気にせず、自分たちの計画やタイミングを優先したい(優先した)」と回答した人が76.2%(712人)で最多となった。さらに、「メリットも考えられるので、あえて選びたい(選んだ)」は5.2%(49人)で、両者を合わせると、約8割が丙午を理由に出産を避けない判断をしている。


この結果から、妊娠・出産を考える世代の多くは迷信に左右されず、自分たちの生活設計やタイミングを重視して判断している実態が明らかになった。



一方で、丙午の迷信について、家族や周囲の人から「2026年の出産は避けたほうがいい」「女の子だと大変」といった言葉をかけられた経験があるかを尋ねたところ、12.4%(116人)が「ある」と回答。実際に言葉をかけてきた相手は、「実母」49.1%(57人)が最も多く、次いで「祖父母」23.3%(27人)、「親戚」16.4%(19人)など、親・祖父母世代が多くを占める結果となった。実際に、「丙午の女の子は気性が荒いから、避けたほうがいいんじゃない?」「男の子ならいいけど、女の子だったら大変だよ」といった言葉をかけられたとのコメントが寄せられた。丙午に対するネガティブなイメージは、子育て世代よりも上の世代に強く残っている様子がうかがえる。(Yumi's life)

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  • モノは考えようで子が少なきゃ偏差値下がって入試が楽になるよ、と。丙午の翌年生まれなのでその恩恵にあずかりました。
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