限定公開( 1 )

旅行から帰宅したある女性と久しぶりに再会した猫の意外な交流が注目を集めています。TikTok(@puffindoestricks)で公開された動画は記事執筆時点で900万回以上も再生され、「私だったら号泣」などたくさんのコメントが寄せられました。
2025年10月15日、女性が旅行から帰宅すると、飼い猫のパフィン(オス)が出迎えてくれました。どうやらパフィンは家で留守番をしていたようです。
そんなパフィンの足元には、なにやらボタンのようなものがたくさん並んでいました。
パフィンは、スーツケースを開ける女性の様子を、じっと眺めています。すると、しばらくして、床一面に並べられたボタンの1つをおもむろに押しました。
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「Mad(怒り)」。
どこからか、そう呟く声が聞こえました。
実はこのボタン、押すといろいろな音声が出るようになっています。続けてパフィンは、別のボタンを押しました。
「Worried(心配)」。
動画の中で、パフィンは繰り返し「怒り」や「心配」のボタンを押し続けました。どうやら飼い主の姿が見えなかった間、もう戻ってこないのではないかと、とても不安になっていたようです。
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パフィンがボタンを押すのを見ていた飼い主は、「ボタンが本当に多くのことを伝えてくれました。パフィンがあんなに心配していたと思うと、涙が出てしまいました」と語っています。
飼い主の女性は、普段からこのアイテムでパフィンと交流しているそうです。海外の動物情報サイト『Chewy』によると、こうしたトレーニングは、ペットの脳を刺激し、飼い主との絆を深める効果が期待できるといいます。行動や気分の改善につながる可能性もあるそうです。
女性は留守にしていたことを謝り、「今はもう家にいるよ」と抱きしめようとしますが、パフィンはどこかそっけない様子。再び「怒りモード」に戻ってしまったような雰囲気が、動画からは伝わってきます。
動画の終盤、パフィンは「Sick(病気)」のボタンも押しました。ただ、ペットシッターに確認したところ、留守中に体調を崩した事実はなかったとのことです。
女性は「私のことを心配しすぎて、気分が悪くなっただけなのかもしれません」と推測しています。
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この動画は瞬く間に拡散されました。記事執筆時点で900万回以上再生され、78万件を超える「いいね」と5500件以上のコメントが寄せられました。コメントでは「私だったら号泣する。気持ちをちゃんと言葉にしているんだね」「動物は置いていかれることを理解している。出かける前に説明したほうがいい」など、さまざまな声が見られました。
一方で「たまたまでは?」「本当に意味を理解しているとは思えない」といった懐疑的な意見も寄せられました。
こうした声に対して、飼い主の女性はコメント欄で「パフィンは80個以上のボタンを記憶し、それぞれの意味と配置を理解して使い分けている」など、丁寧に説明しています。
「最初に教えた感情の言葉は“怒り”です。私はその言葉を何度も使って手本を示し、パフィンのボディランゲージを注意深く観察しながら、感情と言葉を結びつけていきました。そのあと“心配”など、より複雑な感情語も段階的に教えていきました。一度にたくさんは教えません。すでに意味を理解している単語から始めて、少しずつ増やしていきました」
感情を“言葉”で伝えようとする猫の姿は、多くの人に驚きと癒やしを届けました。信じるかどうかは人それぞれ。それでも、音声ボタンの前に立ち、必死に思いを伝えようとするパフィンの姿が、多くの心を動かしたことは確かなようです。
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Gmailのメアドが変更可能に?(写真:ITmedia Mobile)42

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