

さすが、しっかり躾けられた私の息子。リナさんのお箸やお茶碗の持ち方は当然気になっていて、何度もリナさんに「行儀が悪い」と注意していたようです。しかも「ウチの母さん、躾にすごく厳しいから」とも忠告しているようで……。
「少しずつリナのことを矯正するつもり」息子はそう言いますが、あの卑しい振る舞いは簡単に直るものでもないでしょう。息子はリナさんの束縛にうんざりしはじめているようだし、この調子なら別れるのは時間の問題……!
実は息子自身もリナさんの所作に疑問を持っていたのだそう。その言葉を聞いてほっとしました。そりゃそうです。今まで大切に育ててきた息子。私の価値観をそのまま受け継いでいることは、考えれば当たり前なのです。息子がきちんとした子に育ってくれていたことが、私は嬉しくてたまりませんでした。
その後しばらくして、息子はリナさんと別れたようです。わが家と価値観が違うのですから仕方ありません。あのときリナさんに覚えた違和感に間違いはなかった。この先、もっと息子にふさわしい女の子が出てきてくれるはず……今はそう思っています。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・マメ美 編集・井伊テレ子
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