写真 こんにちは。これまで3000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験を活かし、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。
◆迷惑をかけられていることに鈍感
本人の第一印象は「協調性があり、人あたりがよくていい人」なのに、なぜか思いやりのある男性に巡り会えない女性がいます。
相談者の和美さん(仮名・36歳)もそんな方でした。彼女が過去に交際した男性は1人のみです。20代のころに仕事関係で知り合い数年交際した元彼は、保身のためにミスを会社に隠したり、和美さんに相談なく退職するなど、身勝手な行動が目立つ男性でした。
同僚からも「別れて他を探した方がいいよ」と言われるほどでしたが、そのアドバイスを聞いた和美さんは「自分に対して直接、いじわるをされたわけじゃないから」と思ったそうです。なお、元彼からは退職についての事情説明も、報告が遅れたことの謝罪もなかったそう。
そのことについて筆者が「信頼関係を損なう行為だから、怒ったり、その時点で別れを選ぶ方もいると思いますよ」と伝えても、和美さん「そうなんですね」と言うのみ。自分が迷惑をかけられていることに鈍感な様子です。
過去にも元彼に対して怒ったことはなかったそうで、別れの決断に時間がかかり、別れたときには30代に突入。そして気がついたらアラフォーとされる36歳になっていました。
◆デート直前でキャンセル……雑に扱われる悩み
次のパートナーをマッチングアプリで探すことにした和美さん。男性たちとの初デートはわりと盛り上がり、次に会う約束をして解散することが多かったといいます。
しかし、具体的に2回目に会う日程が決まらなかったり、2回目のデートはできても3回目のデート直前で相手からキャンセルされるようなことが続きます。
前の彼氏とはもともと仕事での関わりがあったため、デートの約束をしなくても何度も会う機会があり、自然とお互いを知り交際に発展しました。和美さんは恋の始め方が分からなくなり、筆者のところへご相談にやってきたのです。
男性側からのフェードアウトが続くのは、割と珍しいケースかもしれません。というのも、初対面で男性が去っていく場合、「写真を盛りすぎていること」が原因であるケースが多いです。ただ、2回目のデートに進むのであれば理由は他にあるのでしょう。
◆LINEのやり取りで分かった「大事にされない理由」
和美さんに相手のプロフィールやメッセージ履歴を見せてもらいました。
すると、全体に「汗マーク」を多用していて、「すいません」がやたら多い。その上、メッセージがやたらネガティブで卑屈なのです。
例えば、ある男性との初デート前のやり取りは以下でした。
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男性「明日会えるの楽しみにしています!」
和美さん「私もです。でも雨で残念ですね」
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「雨で残念です」という一言、入れる必要があったのでしょうか。
「すいません。なんか、ひねくれててこういうの期待されると重荷になっちゃって、こんなこと言っちゃう癖があるかも」
そして初デート後のやり取りはこんな感じ。
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男性「写真より素敵な方でまた会えるの楽しみです!」
和美さん「いえいえ、そんなことないですよ」
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「お世辞でしょう。キレイじゃないし」と和美さんはおっしゃるのですが、お世辞と感じたとしてもここは「ありがとうございます」と受け取っておかないと、次のやり取りがしづらくなります。
◆気持ちの高まり方には、明確な男女差がある
和美さんはLINEだけではなく、会話でも若干ネガティブなひと言が多いのです。やり取りをしていて、相手が楽しくなくなるのが想像できました。マッチングサービスを利用しているのだから当然、相手の男性は他の女性ともやり取りをしています。
「嫌な人じゃないから、もう一回会ってみてもいいかなと思ったんです。向こうの方がグイグイ来ていたのに」
「男性が初回でグイグイ来るのは、和美さんへ特別に好意があったわけじゃないと思います。初めて会う女性だから男性のモチベーションが高いだけなんですよ」
「そうなんですね。すいません」
「すいませんって謝らなくていいですからね」
婚活サポートで重要な役割の一つが、気持ちの高まり方の男女差を埋めることです。男性の中には、どの女性にも対しても初デート前後はLINEがすぐ既読になり返信も早いのに、2回目3回目と回を重ねるごとに返信が遅くなるタイプの人もいます。
個人差は大きいのですが、女性の場合は初回で好きになるケースは稀で、大半は「また会ってもいいかな」ぐらいの温度感で2回目のデートをしています。そして3〜4回目ぐらいでようやく「いいかも」となる。
つまり、相手の男性たちは和美さんのネガティブなところも含めて興味を持ったわけじゃなく、ただ“初対面だから”グイグイきているだけ。ですが恋愛経験が乏しい女性の中には、この態度を相手が自分のことが好きだからだと勘違いして、好意にあぐらをかいてしまう人もいます。
◆その“口癖”、モラハラ人間を引き寄せるかも
和美さんは、男性とのLINEだけでなく相談中もなにかと「すいません」ばかり。謝るタイミングじゃないところでも、すぐに「すいません」と反応してしまうのです。
こうした卑屈な口癖が多い方が婚活すると、対等な関係を希望するまともな男性は楽しくないから去っていき、代わりに支配欲が強いなどモラハラ要素の高い男性が寄ってきやすくなります。
「そうなんですか。職場でも高圧的な人から目をつけられやすいです」
「舐められやすい口癖は直そう。このままだと、次に彼氏ができてもモラハラ気味になるかもしれないですよ」
「それは困ります」
◆「すいません」を「ありがとう」に置き換えて
和美さんには、「すいません」と言っていたところは全て「ありがとう」に置き換えて、LINEでも汗マークは使わないと約束してくれました。
マッチングアプリ上には、デート前日に「明日はお会いできるの楽しみです!!」とテンション高めなメッセージをするような女性たちがいます。また、優先度が高くない、例えば“第5希望”の男性にも、同じように積極的な姿勢で会っている女性もいるのです。
和美さんの親しい友人にそんなタイプはいないそうですが、マッチングサービスを使う出会いというのは、周囲にいないようなタイプがライバルになるのです。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
<文/菊乃>
【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt