池上彰氏「党利党略」と高市首相を突き放す 早期衆院解散検討に「あの時の話はどうなったの?」

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2026年01月12日 12:35  日刊スポーツ

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池上彰氏(2024年1月撮影)

ジャーナリスト池上彰氏は12日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月〜金曜午前10時25分)に出演。23日に召集される通常国会冒頭での衆院解散を検討していることが明らかになった高市早苗首相の思惑を、一刀両断した。


番組では、高市首相が早期解散を検討するに至った背景について、自身の台湾有事をめぐる国会答弁の後、日中関係の悪化が進み、レアアースの輸出規制などこの先、経済に悪影響が出る可能性への懸念や、別の不祥事が出る可能性への恐れもあり、支持率が高いうちの解散を考えているのではないかという見方や、支持率が高いうちの選挙で議席を増やし、政権基盤の強化を見すえる側面があることを伝えた。


自民党内では議席増への期待がある一方、「勝てる気がしない」として、単独過半数は厳しいとみる党関係者のコメントも伝えた。今回、高市首相は事前に党幹部には相談せず、一部の官邸幹部のみで流れをつくったとの見方も報じた。


見解を問われた池上氏は「高市総理が去年の暮れから、新年も、物価高対策などに力を入れないといけないとおっしゃっていたので、解散はないんだろうな、少なくとも26年度予算が成立した後にはあるかな、とは思っていたが、ここにきて、こういうことになると、あの時のは話はどうだったの?と思ってしまう」と、予算案の年度内成立が困難となるこの時期の解散総選挙を疑問視した。


また「野党が、選挙態勢ができていない今なら勝てるかもしれない、となると、党利党略だという批判を受けても仕方ないですよね」と突き放すように述べた。 また、番組MCの大下容子アナウンサーから「高市首相が安倍晋三元首相の後継者を自任している中、選挙で勝つことで求心力を高め、(安倍氏のような)長期政権を狙いたいという思いがあると感じますか」と問われたのに対し、「安倍総理はそれを何度もやってきた。例えば『消費税増税を先送りしてもいいかどうかを国民に信を問う』とか、大義名分になるのかクエスチョンマークがありながら、そのたびごとに勝ってきた」と、巧みだった安倍氏の解散戦略に言及。「それを自分としても(高市首相は)やってみたいという思いはあるんでしょうけれど、高市さんの人気は高いわけですが、自民党の支持率はそんなに高いわけでもない」と述べ、「さあ、果たしてどうなるかという疑問はありますよね」とも口にした。

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