限定公開( 3 )

オンラインRPG「ファイナルファンタジーXI」で公開された、ある不具合告知が、インターネット上でじわじわと話題を広げています。
理由はシンプルで、「対応がいろいろと力業」だからです。
話題の発端は、1月28日に公式サイトに掲載された不具合のお知らせです。ゲーム内コンテンツ「リンバス」において、すでに倒されているはずの強敵「ノートリアスモンスター」が、なぜか再び出現してしまうケースが確認されたといいます。
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原因は、サーバー側に保存されている「このモンスターは倒された」という討伐状況の記録が、想定外にクリアされてしまったことでした。
オンラインゲームでは時折見かけるタイプの不具合ですが、今回ひと味違ったのは、その後の説明です。
運営によると、現状では「本当にまだ倒されていないモンスターなのか」「倒した記録が不具合で消えてしまい、再出現したのか」を見分ける方法がないとのことです。つまり、画面にいる敵が“正規の生き残り”なのか、“バグで復活した存在”なのか、誰にも分からない状態になってしまったわけです。
もし、「現状のままノートリアスモンスターが討伐されなかった」場合に、討伐状況の集計期間が終わってしまうと、未討伐扱いになり次の期間の「宝箱の変化」に影響が出てしまいます。
そこで運営が選んだのは、今回の期間については、「全ワールドですべてのノートリアスモンスターが討伐された扱い」にする、という思い切った対応でした。
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そして、ここからが一気にネットをざわつかせます。その状態を実現するために、ゲームマスター(GM)が各ワールドを巡回し、個別にノートリアスモンスターを討伐する、というのです。
この「GMが討伐」という、今どきなかなか見かけない力業すぎる対応に、SNSでは即座に反応が集まりました。
「面白そうなことが起きてる」「GMが討伐して回る?」「配信してほしい」「見学してみたい」など、ツッコミと困惑が入り混じった声が続出しています。
実際のところ、ゲームマスターが一般プレイヤーと同じ条件でモンスターと戦うわけではないでしょう。GMは専用の管理ツールを使う立場で、いわば“正規のチート級権限”を持っています。
見た目は「討伐」でも、実態としては内部処理にかなり近い対応になると考えられます。
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なお、ゲームマスターの対応日時は、2026年1月30日(金)10時から23時59分までと明示されています。あわせて「ユニークデータを目的としてノートリアスモンスターと戦われる場合には、該当日時までにチャレンジしてほしい」と案内されています。
今回の対応が、不具合対応としてベストだったかどうかは意見が分かれるところですが、「GMが巡回して世界を救う」という展開そのものに、ネットが反応してしまうのも無理はありません。
今回の告知は、不具合のお知らせであると同時に、歴史ある「ファイナルファンタジーXI」というゲームの運営スタイルを、あらためて世に知らしめた出来事と言えそうです。
<参考・引用>
ファイナルファンタジーXI公式サイト「現在確認されている不具合について(1/28)」
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