
幼児期の遊びは、ママにとっては成長のバロメーターのように感じられる瞬間があるのではないでしょうか。自分が小さい頃に夢中になった遊びを、わが子がまったくやりたがらない。その“違い”に投稿者さんは直面し、心がざわつくようです。
『わが子は5歳の男児。お絵描きとかぬり絵、折り紙はしたくないみたい。大丈夫かな……。私は小さいときぬり絵をよくやっていたから』投稿者さんは不安を抱いているようです。しかし寄せられた声は、好き嫌いの幅は投稿者さんが想像する以上に広いというものでした。
「性格だよね」からはじまる安心
性格や好き嫌いの範疇との意見は少なくありませんでした。
『うちの子も上手に描けないと分かってから、お絵描きはやりたがらなくなったよ』
『上の息子は折り紙、色ぬりはあまり興味がなくて遊ばなかったよ。下の娘は折り紙、ぬり絵、お絵描き、ビーズとか手先を使う遊びが好きだった。性別は関係ないと思うけれど、子どもの好みはそれぞれだよ』
『外で遊びたい子なのでは?』
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『子どもの頃、お絵描きは好きだったけれど、粘土遊びや砂場は嫌いだった。手が汚れるのが苦手でね。好き嫌いは人それぞれだよ』
『私も折り紙やぬり絵が好きじゃなかった。うちの子は折り紙が好きだけれど、私が好きだった人形遊びは興味ないみたい』投稿者さんは「字も折り紙も雑で大丈夫? 硬筆の習い事をさせようと思ったけれど、本人がやりたがらないからムリそう」と不安を口にします。しかし興味がないと雑になるのは自然なことなのではないでしょうか。
成長途中で突然目覚めるタイミングもある
幼児期の興味はゆっくり変化していくものかもしれません。
『折り紙に全然興味なかった息子。小学生になって周りの子が紙飛行機とか手裏剣を作るようになったら、目覚めたよ』
『私は絵が好きだったのにわが子は電車! 車! ばかりだった。でも小学生になったら火がついたらしく、夏休みの宿題は毎年絵を出すようになったよ』
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わが子は違うことが好きみたい
また、お絵描きやぬり絵以外のものに興味があるという子の話もありました。数字が好きな子もいるようです。
『うちの子は読書が好きではなかったけれど、パズルと迷路は好きだった。その後算数や数学は得意になっているよ』
『わが子は物語絵本はほぼ興味を示さず。図書館に行くと数字の本ばかり借りたがる。今は理数科に通う高校生になりました』投稿者さんのお子さんも「パズルと計算は好き」とのこと。“言語系より数理系が得意”という個性がすでに芽生えているのかもしれません。書くことが苦手でも、考える力に長けている子はたくさんいます。“雑さ”は単なる興味の偏りの可能性もあるでしょう。子どもが興味をもつものはそれぞれです。
得意を伸ばす方が子どもは輝く
『わが子は将棋やリバーシといったボードゲームが得意です。図画工作は本当にダメだけれど、得意なことを伸ばすという方針が合っているのかも』
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『習い事は好きなものを広げる場所でもある。市の体験教室は格安で参加できるよ』ムリにやらせるよりも、“好き”を軸に経験を広げる方が、子ども自身が伸び伸びと成長する道につながるのかもしれません。
親子は別の人間。その当たり前に気付く
投稿者さんと息子さんは別人です。好き嫌いが違って当然なのでしょう。
『旦那はスポーツが好きだけれど、子どもはまったく興味なし』
『なんで自分と違うと不安なの? 違う人間なのに』投稿者さんは、「私はこうだったのに……と比べてしまう自分がツラい」と本音を打ち明けます。その気持ちは自然なのかもしれません。誰でも、自分の価値観を基準に考えてしまうからです。でもお子さんが示している“好き”は、ママの過去とは違う人生を歩いている証でもあります。その違いこそ、親子関係の豊かさなのかもしれません。
わが子が見る世界
子どもの興味は、静かに、ゆっくりと育っていきます。大切なのは、ママが不安を手放し、子どもの“好きなこと”をまっすぐ見つめることではないでしょうか。ママの経験と違っても、心配になる必要はないのです。ぬり絵や折り紙にこだわらず、いろいろなものに触れさせてあげるといいのかもしれません。興味の種は、思いもよらないタイミングで芽を出します。わが子の世界がどんな風に広がっていくのか、楽しみながら見守りたいものですね。
文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・水戸さゆこ
