
1月23日の衆議院解散を受け、2月8日投開票で衆議院議員総選挙が実施されます。日本の行く末がどうなるか、目の離せない戦いですが……その裏ではまた別の戦いが繰り広げられているようです。
北海道豊浦町で実施される、解散ならぬ「“海産”総選挙」が話題を集めています。
噴火湾とようら観光協会が運営するXアカウント「海産総選挙【公式】」は1月27日、衆議院議員総選挙の公示と同じタイミングで、「第4回海産総選挙」を告示しました。
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本物の選挙さながらの看板レイアウトに並ぶ候補者たちの顔ぶれは、その名の通りすべて“海産”。
キャッチコピーもユニークで、豊浦町を代表するホタテ候補が「貝を開いて未来を拓く」だったり、ウニ候補が「殻を割って話そう トゲのない社会の実現を」だったりと、その海産物の特徴をとらえた内容となっています。
ホタテ、ウニ以外の候補者も個性豊か。「オレがこの時代をシメる」と言い切るさば候補には力強いリーダーシップを感じますし、「リーチ一発海底(ハイテイ)ツモ めざせ役満 四暗刻(スーアンコー)」というあんこう候補からは博打の香りしかしません。
海産総選挙は豊浦町のWebサイト「とようら旅ごころ」内にある特設ページ「北海道豊浦町 第4回 海産総選挙」内で実施され、スケジュールは実際の衆議院総選挙と同じ。
期日前投票が1月28日から2月7日まで、投開票日が2月8日(午後5時締切、午後8時より開票)となっています。Webでの開催のため、豊浦町在住者に限らず、全国どこからでも参加が可能。選挙管理委員会事務局の担当者は、家族全員での投票を呼びかけています。
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投票にあたっては候補者たちに応援コメントを送ることもできるほか、全投票者の中から抽選で20名に豊浦町の特産品がプレゼントされるなど、海産総選挙ならではの取り組みも。
担当者によると、2014年の衆議院解散にともなう総選挙の開始前、テレビのニュース番組から聞こえてきた「解散総選挙」というワードを、脳内で「海産総選挙」と誤変換してしまったのが企画のきっかけだったそうです。
「噴火湾における『ホタテ養殖発祥の地』である豊浦町で水揚げされる豊富な海の幸を全国へ発信できるのではないか??」と思いつき、その次の2017年の衆議院解散時に第1回が行われました。
以来、毎回実際の衆議院解散のタイミングにあわせ、豊浦町では海産総選挙が行われています。
候補となる海産物たちは、豊浦町内で水揚げされている海産物のなかから、選定を実施。今回も「いぶり噴火湾漁協 豊浦支所」の職員と協議を重ね、ホタテ、マス、タコ・イカ、ニシン、あんこう、ウニ、毛ガニ、さばの9種8候補が擁立されることとなりました。
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これまで出馬経験のない候補者たちも多くいることについて、担当者は「新たな候補を積極的に擁立し、多様な海産物が水揚げされる港町ということをPRしたいと取り組みました」と話しています。
また、豊浦町の海産総選挙は開票速報が公開されたり、架空のローカルスポーツ紙「豊浦スポーツ」などでニュース速報が出されるのも大きな特徴。本物さながらの没入感で、選挙を楽しむことができます。
各回の特設ページで公開されている紙面では、ホタテ陣営の強さの理由や、栄光の裏に見える疑惑への追及、他の海産物たちの票が伸びなかった理由などが綴られており、読み応えも抜群です。
これまでに行われた3回の海産総選挙では、いずれもホタテ陣営が2位以下に大差をつけてトップ当選。豊浦町を象徴する海産として盤石な強さを見せています。
果たして第4回はどうなるのか。担当者に見立てをうかがってみると「新たな魚種が多数出馬することで、投票行動にどのような変化が生まれるのか、こちらも開票を楽しみにしているところです」と返ってきました。
「前回総選挙では最下位だった『タコ』が、お互いに吸盤を持つ『イカ』と電撃的にくっついたことで、どこまで支持を得られるのかも注目です」とも話し「真冬の超短期決戦となることで、ジャイアントキリングが起こるのか……」と結びました。
8候補による熾烈な海産総選挙。新人による大波乱はあるのか、それともホタテが凪のまま4連覇を果たすのか。
衆議院総選挙とあわせて、要注目です。
<記事化協力>
海産総選挙【公式】(@kaisan_senkyo)
北海道豊浦町 第4回 海産総選挙 特設ページ
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026020102.html|
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