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2月8日投開票の衆院選では、高市早苗首相(64)の圧倒的人気で、自民党が単独で3分の2を上回る316議席を獲得したほか、初の衆院選で11議席を獲得したチームみらい、公示前の2議席から15議席に積み増した参政党など、一部の野党も躍進。
いっぽう、公示前から100議席以上を失う惨憺たる結果に終わったのが、野党第一党の中道改革連合だ。
「中道は今年1月16日に結成され、立憲民主党・公明党の衆院議員が参加。『中道勢力を政治のど真ん中に位置づける』として高市自民党に対抗するも、終わってみれば、立憲出身者は公示前から85パーセント減の21人にとどまりました。うち小選挙区で勝ち抜いたのは7人。元財務大臣の安住淳氏(64)、元官房長官の枝野幸男氏(61)、元外務大臣の岡田克也氏(72)など元立憲の重鎮たちが相次いで議席を失いました。また、選挙では公明出身者を比例上位で優遇しており、公明出身者28人全員が当選を果たしています」(政治部記者)
選挙での大敗を受け、中道・野田佳彦共同代表(68)、斉藤鉄夫共同代表(74)は責任を取る形で辞任。13日に予定されている新代表選には、いずれも立憲出身で小選挙区当選者の小川淳也氏(54)、階猛氏(59)が立候補の意向を示している。
党の立て直しに向けて、新リーダーの力量が問われる中、落選した元立憲の馬淵澄夫氏(65)は11日の『FNNプライムオンライン』の取材に対し、「ここで分裂したら本当に終わっちゃうよ」と懸念を示していた。ただ、選挙終了からまだ数日だが、党関係者からは早くも不満が噴出していて……。
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中道の近畿小選挙区で唯一当選した泉健太氏(51)は、10日配信の『ABEMA Prime』にリモート出演し、「事実上、更地の状態からの出直し。僕ら仲間の間で言われているのが、焼け野原ですよ。再スタートと言ったって、一からの出発に近いスタートになると思います」とコメント。中道はまだ完成間もない政党で、“解散”することには慎重であるべきとのスタンスも示した。
続けて、スタジオの出演者が「(立憲と公明が)合流するにしても、(支持者に対する)説得に時間をかけた方がいいと思う。こういう政策が一致してとか、長い議論が必要だった」と発言したことを受けて、泉氏はこう訴えた。
「本当におっしゃる通りです。僕は先輩方を見てきて正直気に食わんのが、希望の党の時もそうですが、自分でやることを途中で捨てて、どっかとくっつけば何とかなるという発想を繰り返してきたのは、“大間違いだ、バカ野郎”と言いたいですね。ふざけんな。自分たちの党を大事にしろよというのが第一にありますよね」
いっぽう、こんな明るい展望を語る場面もあった。
「党の政策の方向性はそんなに変わらないというか、やっぱり、いい方向性を持ってる両党だったので、時間をかけていけば皆さんに受け入れていただける政党になると思うんですよね。あとは、野党としての振る舞いを間違えないことじゃないかと思います」
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そのほか、スタジオには、落選した元立憲の岡田悟氏(42)の姿もあり、「(比例名簿の優遇は)公明さんの意向が極めて強く働いたんだろうという風に言われていますし、実際そうだと思います。立憲の執行部の皆さんが、なぜここまで公明党に妥協して新党の結成に至ったのか。旧立憲、旧公明、創価学会の皆さんにも、説明責任を果たしていただきたい」と不満をぶちまけた。
さらに、岡田氏は11日のXでも、比例近畿ブロックで公明出身者が全員当選し、立憲出身者が落選したと報じた朝日新聞の記事を引用し、《旧立憲執行部がなぜこんな条件を飲んだのか。公明党、創価学会にも説明責任があります》とコメント。これに対し、一般のユーザーから、創価学会は選挙支援こそするが、比例名簿に関しては“ノータッチ”だと指摘すると、岡田氏は以下のように反論。
《創価学会がノータッチとは思えません。説明責任を果たしてもらいたいと思います》
また、この投稿に対し、旧公明(現中道)支持者と見られるユーザーから、“応援してくれた方の思いを踏みにじらないで”との意見が寄せられると、岡田氏は《言語道断。あなたのこのような投稿こそ、投票してくださった方々の想いを踏みにじっています》と突き放していた。
中道をめぐっては、15人の幹部のうち女性が2人で、高齢男性に偏った顔ぶれは「5爺(ファイブ・じい)」などとネット上で揶揄されてきた。野田氏は9日の会見で、「苦楽を共にした兄貴や弟のような人たちが一気に議席を失い、痛恨の極みだ」と残念がったが、これについて、立憲の田島まいこ参院議員(49)は10日、Xでこんな執行部批判を展開した。
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《苦楽を共にした姉貴や妹のような人たちを忘れ去っている時点で、多様性を重んじる党の代表として失格。5爺会見でも、女性や若い人が一人もいなくて、新党としてダメでした》
11日に行われた議員総会では、次の衆院選での比例名簿の扱いについて「大原則として、全員が同じ中道の候補者として、次回平等に扱われるということで理解していいんでしょうか」と質問が出るなど、不満はまだまだくすぶっていた様子。
このように一部の議員は執行部への不信感を隠さず、中道は再出発どころか、“内部分裂”の様相を呈してきた。はたして次期リーダーは党内をまとめ上げることができるのか。
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