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「NHKが会見で『番組制作には意欲的に取り組むディレクターで、勤務上の問題は特になかった』などと言っていましたが、まったくその逆ですよ。仕事でも人間性でも、良くない評判ばかり聞いていましたね」
こう話すのは、NHK関係者だ。今年1月4日、東京・渋谷区で面識のない20代の女性を路上からビルの中に連れ込み性的暴行を加えたとして、NHK報道局スポーツセンタースポーツ情報番組部のチーフディレクター中元健介容疑者(50)が、不同意性交の疑いで逮捕された。
警視庁によると、中元容疑者は「俺危ないものを持っているから」と脅したあと、周囲から見えづらい階段下の踊り場で犯行におよび、自転車で逃走。捜査にたいし「強制して無理やりさせたということはない」と容疑を一部否認しているという。
NHKは3月6日、この事件を受けて緊急会見を行って謝罪した。会見に出席した安保華子理事は「このたびは本当に申し訳ありませんでした。被害にあわれた方の人権を傷つける、許されない行為です」と頭を下げた。詳細は調査中で「事実関係を早急に確認した上で厳正に対処いたします」と続けた。
中元容疑者が所属していたスポーツセンターの松元良祐センター長は、同容疑者を「番組制作には意欲的に取り組むディレクター」だったと説明していた。
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しかし、決して良い評判ばかりではなかったようだ。前出のNHK関係者が明かす。
「中元容疑者は‘00年にNHKに入局しています。入社以来おもにスポーツ担当で、以前は広島放送局や松山支部にも配属されていました。“学生時代に野球をやっていた”というのをいつも武勇伝のように語っていましたね。仕事上では良い評判はほとんど聞きませんでした。取材先でもトラブルや事実確認が甘かったり、何かと問題が多かったように思います。
また社内でも“女癖が悪い”という話は何度か聞いていましたし、同僚女性への下ネタ発言やセクハラ行為が度々問題になっていました。普段から女性への執着が強かったですから、逮捕については社内では驚きの声は上がっていませんでしたね。既婚者ですから家族の気持ちが思いやられますよ」
事件後にもミラノ・コルティナ五輪に関連した業務も行っていたという中元容疑者。そこである五輪選手の取材にも関わっていたという。
「仕事上、スノーボード男子ハーフパイプ日本代表の平野歩夢選手(27)とは以前から懇意にしていたそうで、今回のミラノ・コルティナ五輪でも取材に関わっていたみたいですね」(前出・NHK関係者)
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中元容疑者のスマートフォンからは別の事件に関わった可能性のある動画なども確認されていることから、余罪についても調べを進める方針だという。
すべての犯行が明らかになる日は――。
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