
義家族の介護に子どもたちのお世話。それだけでも手一杯なのに、さらに突然降って湧いたスポ少の負担。今回は無責任な夫に翻弄されて限界を超えてしまったあるママの悲鳴と、そこからの脱出路を考えましょう。
『介護で目が回りそうな忙しさなのに、夫が勝手に長男をミニバスに入部させてしまいました』投稿者さんの毎日は、義家族3人(義両親と知的障がいのある義叔母)の介護に子ども3人の育児、子どもの通院と大忙し。限界を感じた投稿者さんは、10歳の長男がミニバスケットチームへ入部することに反対していました。ところが見学に行った旦那さんが、独断で長男を入部させてしまったのです。「送迎はやる」という約束が守られたのは最初の2回だけ。旦那さんは練習前日になると泥酔して、送迎から逃げるようになりました。すべての負担が投稿者さんに丸投げされた状態です。心身共に疲れきってしまった投稿者さんは、つい長男に対して「才能がないからやめて」と冷たい言葉を投げかけてしまったのです。介護、送迎、そして旦那さんの裏切り。終わりなき過酷な日常で、投稿者さんがいかに疲労しているかがよくわかりますね……。
わざと泥酔して逃げる旦那さん……
今回のケースで特に悪質と見なされたのは、旦那さんの無責任な態度でした。妻である投稿者さんが反対していることを知りながら勝手に長男の入部を決め、さらに「送迎する」という約束を泥酔という卑劣な手段で意図的に反故にしています。
『わざとアルコール残してるってことか! 旦那さん性格悪すぎ。飲んで寝てようが叩き起こして送迎させる。投稿者さん、なめられすぎだよ』
『旦那は何にもしないで、投稿者さんに介護、送迎を丸投げでしょ? おまけに子どもとの約束も守れない。あまりにも身勝手だよ』
『自分が約束した送迎ひとつ守れない旦那なんて必要? 悪いのは全部投稿者さんに丸投げしてるクズ旦那だよ。相談もなしに最低な旦那。子どもが可哀想』
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子どもへの暴言は限界のサイン!心のSOSだよ
投稿者さんが長男に放った「才能ない」という冷たい言葉。これは決して投稿者さんの本心ではないはずです。極限まで追い詰められた心が発したSOSに他なりません。
『長男に八つ当たりしてしまうほどに投稿者さんの状況がキツイのが問題。協力してもらわないと無理だよ』
『「奴隷に気を使う必要なんてない」と使い潰された妻は、疲労とストレスで頭が回らなくなるから、馬車馬のような働きを続けて旦那さんの目論見通りになっちゃうよ……』
『投稿者さんのメンタルが心配。かといって長男が犠牲になるのも違うけど。介護を放り出して子どものことだけできたらいいんだけど』「子どもの応援をしたい」という親としての自然な感情さえ、過酷な環境は奪ってしまいます。ママたちが指摘するように、疲弊しきった心は正常な判断ができなくなり、本来怒りをぶつけるべき相手(旦那さん)ではなく、身近で弱い存在(長男)に牙をむいてしまうのでしょう。自分を責める前に、まず「私は今、正常な判断ができないほど傷ついている」と自覚することが、負の連鎖を止める第一歩ではないでしょうか。
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「子どもの味方」にもどるために。今優先すべきは?
私たちはつい「嫁だから」「家族だから」と、自分に義務のないことまで背負い込んでしまいがちです。しかし今の投稿者さんが優先すべきは、義家族ではなく、自分自身の健康とわが子の成長であるはずです。
『投稿者さんが旦那さんと義家族を見放して、子どもと暮らせばいい。旦那さんが自分の家族の介護をすればいいだけ。諦めるのは未来のある子どものことじゃない。義家族と旦那のことだよ。さっさと別居して現実をわからせたほうがいい』
『介護はやらなくていいよ。ミニバス優先で。介護を旦那にやらせなよ。それかケアマネさんに「子どもの世話に支障が出るので、今までどおりの介護はできません」と相談しましょう』
『子どもに我慢させるより、義家族を捨てたほうがよくない? 義家族の介護義務なんてないけど、親は子どもを育てる義務があるもの』ママたちが提案したのは「介護の返却」でした。お嫁さんである投稿者さんには、法的な介護義務はありません。介護義務があるのは実子である旦那さんです。公的な窓口(ケアマネさんなど)を通して「もうこれ以上は物理的に不可能」と宣言して、プロの手や旦那さんの手に役割を戻すべきでしょう。
スポ少は子どもにとって一生の思い出になるかもしれない大切な活動です。それを「介護が大変だから」という理由で奪うのは、親としても辛いことでしょう。それならば奪うべきは子どもの楽しみではなく、義家族への奉仕でしょう。
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「いい嫁」であることよりも、「子どもの味方」であること。優先順位を書き換えたとき、投稿者さんの心もそして子どもたちの未来も、ようやく呼吸を始めることができるのではないでしょうか。
文・motte 編集・いけがみもえ イラスト・Ponko
