


「いいよ、お父さんは。今回もどうせ来ないんでしょ?」ケントがそう言い捨てると、リビングに一瞬、沈黙が訪れました。私が「ヤバい」と思ったときにはもう手遅れ。タカノリはケントのことを激しい口調で怒鳴りつけたのです。

あまりの剣幕にケントは青ざめているし、ヒナタも泣きだしそうになっています。私は慌ててかばうと、「ベッドに行こうか」と2人を子ども部屋に避難させました。大人だけになったリビングで、私はタカノリを問いただします。

ケントが吐き捨てるように言った「お父さんはどうせ来ないんでしょ」という言葉が、タカノリの怒りのスイッチを押してしまったようです。タカノリは「なんだその口の利き方は」「親に向かって生意気だ」と怒鳴りはじめました。私は急いで子どもたちをベッドに向かわせ、夫婦だけでの話し合いをすることにしました。
どう考えても、ここ最近のタカノリの態度はおかしいです。このタイミングを逃したら、タカノリを問いただすチャンスを失うかもしれません。私は「今日こそ理由をはっきりさせる」という覚悟で、とことん向き合うことにしたのでした。
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