
年齢を重ねても、「手術」と聞けば不安がよぎるもの。とくにはじめて身体にメスを入れるとなれば、怖くなるのは当然でしょう。大丈夫だと自分に言い聞かせても、誰かにそばにいてほしいと思う瞬間はあるものです。
投稿者さんは40代後半。ある手術を受けることになりました。旦那さんは海外赴任中で、夫婦関係も冷えきっている状態。実家もなく、頼れるのは成人した息子さんと娘さんだけでした。
『成人した息子と娘に「手術前の診察に付き添ってくれない?」と頼んだら、ふたりで押し付け合いをしていました。急に孤独を感じ、これまで手塩にかけて育ててきたのにと、やりきれなくなりました』不安のなかでこぼれた本音は、決してわがままではありません。ただ、子どもたちにも自分の時間と立場があるのでしょう。
母・妻の入院に付き添い…その調子では来ないかもしれない
ママたちからのコメントには、現実的な声が少なくありませんでした。
『日程が合わなければこないと思う』
『私も大きな手術をした。旦那は単身赴任中。全部ひとりで大丈夫だったよ。ママは手術、旦那や子どもたちは仕事と学業、みんなそれぞれやるべきことを頑張るぞ! という感じで』
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『子どもに心配をかけたくない。旦那ならともかく、子どもは巻き込みたくないよね』成人した子どもたちは、それぞれ仕事や学業があります。
『きちんと自立しているからこそ、自分のことで忙しい年齢の子どもは付き添いしないのでは?』さらに、「自分が子どもの立場なら、面倒くさいが勝つかもしれない」という正直な声もありました。冷たいようですが、それが本音でしょう。一方で、
『家族の一大事なのに、面倒くさいが先に立つのは悲しい』という意見もあり、受け止め方はそれぞれでした。
そもそも、本当に付き添いは必要?
ママたちが指摘したのは、本当に付き添いが必要なのかという点です。
『病院から必須と言われたなら頼む。そうでなければひとりで行く』
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『手術当日に家族の待機が求められるならお願いする』
『術前の診察は待ち時間が長く、ただ待たせるだけになることも。頼むとしても子どもが断りやすいよう、手術当日にするかな』
『子どもに付き添いしてほしいという発想はない』実際にがん手術を経験したママからは、「説明のときだけ家族が同席し、それ以外はひとりだった」という体験談も寄せられました。子どもに過度な責任や心理的負担を背負わせたくないママも多いようです。
付き添うか、他をフォローするか。子どもによって違う
もちろん、家庭によって状況は異なります。
『わが子は頼めばきてくれると思う』
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『父の通院に私が行けないときは、息子が付き添っている』
『私は付き添っていたけれど、姉はこなかった。そして親が亡くなったら姉が実家や親のあれこれを頑張っていたよ』親に付き添った娘、こなかった弟、遠方から飛行機で帰ってきた姉など、きょうだいでもさまざまな対応があるようです。「くるのが普通」「こないのは冷たい」と一概には言えないのかもしれませんね。
子どもに付き添ってほしいほどの孤独の正体は?
投稿者さんが本当に求めているのは、付き添いそのものなのでしょうか。それとも、「ひとりでない」という安心感なのでしょうか。
『夫婦、親子関係を真剣に考えなおしたら?』
『夫婦仲が悪いからといって、子どもを配偶者代わりにするのは違う』こんな指摘もありました。本来、まず相談すべき相手は旦那さんとの意見です。海外赴任中でも、重大な手術なら帰国の検討はできるでしょう。
大切なのは、期待を前提にするのではなく、「怖いから少しそばにいてほしい」と素直に伝えることかもしれません。診察前の付き添いは病院に相談してもいいのでしょう。また手術のときも今は病院の売店は充実していて、医療スタッフも細かく見てくれるはずです。子どもへの想いを胸に、入院中はプロである医療スタッフに頼るのもいいかもしれませんね。
文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・Ponko
