
同僚や友人とのランチは気分転換になる一方で、ちょっとした価値観の違いが表に出やすい場面かもしれません。今回話題になったのは、「ひと口ちょうだい」という発言をめぐる出来事でした。投稿者さんは、自分の行動が非常識だったのかどうか、疑問を投げかけています。
『今日、職場の人とご飯を食べてきた。それぞれハンバーグだったりパスタだったりピザだったり、とにかくバラバラだったから、みんなからひと口もらおうとしたら断られた。普通に汚いと言われた』この投稿に、ママたちからは厳しい意見が寄せられました。なんの気なしに言った言葉でも、思わぬ距離を生むことがあるようです。
たしかにドン引き案件!
まず目立ったのは、「非常識」「ドン引き」と断じる声です。
『「ひと口ちょうだい」って言う人、苦手。一緒にご飯に行きたくない』
『汚いというより、意地汚いのでは?』
『中華みたいに大皿で出てくるもの以外は、シェアしないのが普通』
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『妖怪ヒトクチチョーダイって、本当に非常識だって認識のない人が多い。ドン引き案件だと、今知れてよかったね』
『ひと口ちょうだいやめて! 何であげないといけないの? 普通にイヤだ』やめておいた方がいいとママたちは口を揃えました。ママたちが抵抗感を示した「ひと口ちょうだい」という発言は、本人は軽いお願いのつもりでも、言われた相手に負担を与える場合があるからだと言います。親しい関係ほど感覚の違いが見えにくいもの。だからこそ、自分の当たり前が相手にも当てはまるとは限らないと意識することが、円滑な人付き合いにつながるのかもしれません。なかには、育ちや家庭環境にまで言及する辛辣なコメントもありました。
『自分で頼まないで、人のものを当たり前のように横取りする人って、どんな食生活してきたのだろう。躾されなかったのかな』とくに厳しかったのは、「職場」という関係性です。
『同僚程度の関係でひと口ちょうだいはムリ』
『職場の人は家族でもなければ友だちでもないから、ひと口ちょうだいはなしよ』
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ひと口くれる人ならいい?
一方で、条件付きなら理解できるという声もありました。「ちょうだい」ではなく、「食べる?」とわけてくれる人ならいいと言います。
『職場にそういう人がいたけれど、わけるときは食べる前に小皿に乗せていいか確認してわけていました。もちろん相手も、同じく手をつける前に「もらったからお返し」と言って取りわけてくれる。自分はわけないのに人に要求したならイヤがられるかもね』
『反対に、ひと口切りわけて皿に乗せてくれる人がいるわ。お愛想で、「それも美味しそうですね」と言ったからかな。遠慮したけれど、あんまり拒否するのも失礼かと思って……。こちらもあげようとしたら、「いいのよ」と断られた』ここで共通しているのは、「自分から要求しない」「相手が先に提案する」という点です。反対に、厚意で差し出されたものを断り切れず、気を遣ってしまった経験を語るママもいました。気遣いのつもりが、相手に負担を与えてしまう場合もあるようです。
家族ならOK?それでもムリ?
「家族ならいい」という意見がある一方で、家族でも抵抗があるという声も。
『家族でもやらない』
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『家族でもあんまり好きではない。他人ならもっとイヤ。欲張りな人だなと思ってしまう』血縁関係があっても、食事に関する価値観は人それぞれなのでしょう。近い関係だからこそ、余計に気になるという人もいるのかもしれません。
なぜそこまでイヤがられるのか
コメントのなかには、根本的な疑問を投げかける声もありました。
『なんでそんなに人のものが欲しいの?』
『そんなに人とシェアしたいの?』「ひと口ちょうだい」がイヤがられる背景には、衛生面だけでなく、断りにくさやシェアを強制されている感覚があるようです。
『「ひと口ちょうだい」が嫌いな人もいるから、自分を基準に考えないで』投稿者さんが大丈夫でも、相手は苦手な可能性があります。相手がどう感じるかを想像することが、何より大切だとママたちは諭します。
「ひと口ちょうだい」が非常識かどうかは、相手との関係性や状況によって変わる場合もあるようです。ただ、職場のように適度な距離が求められる場では、慎重さが必要なのはたしかでしょう。自分は平気でも、相手はそうではないかもしれない。その想像力こそが、気持ちよい人間関係をつくる第一歩なのかもしれません。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・加藤みちか
