“同じ名字で結婚すれば名字で悩まない” 同じ名字限定の婚活パーティー開催 政府は「旧姓使用の法制化」を検討 生活はどう変わる?

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2026年04月08日 17:19  TBS NEWS DIG

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政府が検討を進める「旧姓使用の法制化」。結婚前の旧姓を使える場面を増やすものですが、法制化されると、生活はどう変わるのでしょうか。

「本日の素敵な出会いに乾杯」

先週開かれた一風変わった婚活パーティー。伊藤さんや、佐藤さんといった同じ名字同士が集まりました。こちらのテーブルは、2人とも伊藤さんです。

伊藤さん(女性)
「伊藤は藤の方ですよね?」
伊藤さん(男性)
「藤ですね。東ですか?」
伊藤さん(女性)
「藤です」

同じ名字の「あるある」で盛り上がっていたこの婚活パーティー。どういった趣旨なのでしょうか。

『同氏婚のススメ』を企画 丸山優河さん
「名字を結婚のときに変えることに悩む若い方が、今すごく増えているという話を聞いて、同じ名字で結婚したら、そもそも名字を変える必要がないじゃないかと」

夫婦別姓に関するパーティーでした。先ほどの伊藤さんのテーブルでも、その話題に…

伊藤さん(男性)
「名字が変わるのが嫌だって人いなくないですか?」
伊藤さん(女性)
「意外に私の友達いました」
伊藤さん(男性)
「いる?」
伊藤さん(女性)
「いました。だから婿養子がいいみたいな。自分が変わりたくないから」

主催者側の狙いは…

『同氏婚のススメ』を企画 丸山優河さん
「名字の問題について話すと、政治的な思想を持っている人みたいに見られてしまうが、もうちょっとフランクに話せるような空気になってもいいんじゃないかと」

その政治では、結婚後の名字について「旧姓使用」の法制化が検討されています。

高市総理(先月)
「現在でも旧氏を通称で使っていらっしゃる方々、これらの方々の利便性をさらに高めていくべきだと」

旧姓使用の法制化は、夫婦の名字が戸籍上同じでも、通称として使う旧姓に法的な効力を持たせるものです。

一部の銀行では現在、旧姓での口座開設やクレジットカードへの旧姓の記載を認めておらず、政府はこうした不便さを解消することを念頭においています。

山口県で弁護士として働いている鈴木朋絵さん(49)。「鈴木」の名字は仕事などで使う「旧姓」です。法律事務所の名前も「鈴木」。20年前に結婚し、戸籍上の名字は「浜崎」となっています。パスポートには…

旧姓で働く弁護士 鈴木朋絵さん
「浜崎の後に(鈴木)とアルファベットで併記されています」

署名欄には、浜崎の名前が。さらにパスポートのICチップには…

旧姓で働く弁護士 鈴木朋絵さん
「浜崎朋絵という情報しか入っていませんと、発行された時に説明を受けています」

ICチップには戸籍上の名前しか登録できず、旧姓が書かれていても、ビザや航空券を取る際に使うのは難しいと言われています。

鈴木さんも海外出張の際、こんなトラブルが。

旧姓で働く弁護士 鈴木朋絵さん
「航空券が『鈴木』で手配されていて、結局ギリギリになって気が付いて、最終的には取り直していただいたが、キャンセル代とか損害を出してしまった」

まだ法案の具体的な中身は分かっていませんが、政府は「戸籍の記載事項の変更は考えていない」と説明していて、戸籍に紐付くパスポートの問題は、旧姓使用の法制化で解決できない可能性があります。銀行口座の開設も金融機関によってはできないところも。

旧姓で働く弁護士 鈴木朋絵さん
「郵便局は『預り口 弁護士鈴木朋絵』の口座を作れるかもって言われて、作ろうとしていろいろ書類を出したんですけど、作れなくて」

地元の銀行では、鈴木の口座を開設することができました。

旧姓を使っての仕事に負担を感じる鈴木さんが望むことは…

旧姓で働く弁護士 鈴木朋絵さん
「戸籍に直結した選択的夫婦別姓制度を作ったほうがシンプルなので、誰でも分かる、分かりやすい、シンプルな仕組みを採用してほしい」

このニュースに関するつぶやき

  • 子供がいたとして、親が離婚してどちら側に行こうとも苗字が変わらなくて済むね。
    • イイネ!21
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