
子どもの食欲は、本来であれば成長の証として喜ばしいものでしょう。しかしそれが度を越して健康を脅かすレベルになると、子どもを預かる側としては困惑してしまいますね。善意ではじめたサポートが、いつの間にか姉妹間の対立を生んでしまったという投稿者さんの悩み。これは決して他人事ではないかもしれません。
『預かっている姪っ子があまりにも食欲旺盛です。何か対処法はありますか?』離婚した妹の娘さん(姪っ子)を週2〜3回預かっている投稿者さん。ところが最近は姪っ子の異常な食欲に悩んでいるそうです。当初は本人が欲しがるまま揚げ物などを与えていましたが、妹さんから「病気になる恐れがあるから制限して」と猛反対されてしまいました。しかし空腹を訴える姪っ子があまりにも不憫で、思わず「家で食べさせてないの? 虐待だよ」と妹さんに口走ってしまい、妹さんと大喧嘩に発展したのです。現在は和解したものの、食事制限が必要な姪っ子にどう接すべきか、今後の預かりに戸惑っているようです。
なぜ「異常に」食べるのか?心のSOSかも
投稿者さんが明かした姪っ子の体型は、小学3年生で身長131cm、体重42kg。平均値を大きく上回るこの数値に対し、ママたちからは驚きと心配の声があがりました。単なる「食いしん坊」の枠を超えたその食欲の背景には、何か別の要因があるのではないかという鋭い指摘が見られました。
『身長131cmの子どもの平均体重は、おおよそ28kg〜32kg前後だよね』
『寂しさによる食欲かもよ? 人って寂しかったりストレスが溜まったりすると、口に物を入れて落ち着きたくなるみたい。赤ちゃんがおしゃぶりするみたいに』
『姪っ子は親の離婚から環境の変化によるストレス過食の可能性があるけど、もしかしたら他の要因もあるかもしれない』
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参考:文部科学省「報道発表」|p3「令和6年度 身長・体重の平均値及び肥満傾向児及び痩身傾向児の割合」
「虐待」は乱暴かも。妹から明確な指示をもらおう
投稿者さんが放った「これじゃ虐待だよ」という言葉。妹さんが泣き出してしまったのは、一生懸命に食事管理をしようともがいていたなかで、信頼していた姉(投稿者さん)から「親失格」の烙印を押されたと感じたからかもしれません。
『親にとって「ちゃんとご飯を食べさせてる?」はものすごい大ダメージなんです……』
『偽善者ぶって虐待呼ばわりはないわー。これだけは言っちゃいけないって部類の言葉だよ』
『だけど妹さんも食事に文句つけるなら、自分が姪っ子に弁当を作って持たせればいいんだよ。投稿者さんも、できないことは「できない」。わからないことは「わからない」って言わなきゃ。妹さんが弁当を持たせられないなら、食べていいもの、悪いもの、食べたいって言ったときの対処法とかを具体的に説明してもらおう』食事の質や量について口を出すのは、命に関わる「アレルギー対応」と同じくらいデリケートな問題だ、とママたちは考えました。預かる側は「指示された量を守る立場」であり、健康管理の最終責任者はあくまで親であるという境界線を明確にすることが、今回のケースではお互いのストレスを減らす鍵となりそうです。
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空腹対策には「かさ増しメニュー」を
とはいえ、目の前で「お腹が空いた」と訴える姪っ子を無視するのは辛いものです。そこでママたちがおすすめしたのは、かさ増しメニューや提供方法の変更でした。
『まず大皿盛りはやめる。それぞれに「ひとり分」と言ってよそう。食い尽くし対策と同じだよ』
『わかめや春雨、寒天とかでかさ増しして食べさせるのはどうだろう』
『「何か食べるものない?」って聞かれたら、煮干しやスルメを渡したらいいんだよ』大皿料理は「どれだけ食べたか」が視覚的にわかりにくいため、ついつい食べ過ぎてしまうのかもしれません。ひとりずつの皿に盛りつけるだけで、姪っ子自身も自分の分を認識しやすくなりそうです。ママたちのアドバイスを受けて、投稿者さんもあることを決めたようですよ。
『姪っ子はラーメンが大好きなので、糸こんにゃくラーメンを食べさせることにしました。それならいくらおかわりしても低カロリー。おやつには寒天を天然甘味料で作ります』
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今後姪っ子を預かる日は、ママたちの知恵を借りた「かさ増しメニュー」で乗り切りましょう。預かっている時間の食事だけで問題のすべてが解決するわけではありませんが、投稿者さんの家が「厳しく制限される嫌な場所」ではなく、「工夫しておいしくお腹を満たしてくれる、安心できる場所」になれば、姪っ子のストレスも少しずつ緩和されていくかもしれませんね。
文・motte 編集・いけがみもえ イラスト・マメ美
