



暗いアパートの床に座り込み、俺は何度目になるかわからないほど、ため息をついた。母さんを丸め込み、キョウカを都合よく操り、自分だけが王様のように暮らす。完璧だと思っていた俺の計画は、今や見る影もなく崩れ去っていた。いまだに母さんとキョウカがどうやってつながったのか、さっぱりわからない。
朝起きれば温かい朝食があり、脱ぎ捨てたシャツは翌日にはキレイにアイロンがけされて戻ってくる。自分が何もしなくても部屋はキレイで、横にはキョウカが笑ってくれている。それが当たり前の生活になると思っていた……。
しかしそんな生活は立ち消えてしまった。キョウカは俺のもとを去り、結局話し合いの末に「もう顔も見たくない」とまで言われた。ベランダには出し忘れたゴミ袋が山積みになっている。ゴミ出しの曜日すら把握できていない俺に、近所の住人の視線も冷たい。
俺はひとりワンルームの部屋で、取り返しのつかない後悔に打ちひしがれることしかできなかった。
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二枚舌が露呈し、婚約破棄と両親との絶縁を突きつけられてしまった俺。完璧な計画だったはずが、今や会社での居場所もなくし、ゴミの山に囲まれた孤独な部屋で途方に暮れている……。自分が楽をするために母さんやキョウカの信頼を裏切った代償は、あまりに大きすぎた。
キョウカの「自分が楽をしたいだけ」という言葉が今でも胸に刺さっている。母さんの献身や快適な生活の価値に今さら気づいても、もう遅い。自業自得の結末に、ただ後悔し続ける日々だ……。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・魚師 編集・横内みか

