※画像はイメージです―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―
こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式サービスにて計1万件以上のチャット恋愛相談を受けてきました。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがい、知見を深めているのです。
2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。
◆6.5万もの“いいね”を獲得したXのポストに激しく同意
あるXユーザーが3月15日に投稿した言葉。
《結局長続きするのは「同じくらいのだらしなさ」の2人》
このポストは6.5万もの“いいね”(4月8日現在)を集めるなど、大きな話題となっていたのです。
筆者もこの投稿者の言葉には激しく同意しているのですが、筆者の知人・メルさん(仮名・女性・28歳)は、このポストの類型として、また違う視点の恋愛観を語ってくれました。
◆“体の相性の良さ”で彼氏を選んでも1〜2年もすると…
※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。
「20代中盤までは、男選びで一番重視してたのは、ぶっちゃけ“体の相性の良さ”だったんです。
でもどんなに体の相性バッチリの男と付き合っても、交際が1〜2年もすると回数が減っていくんですよ。私からも求めなくなるし、彼氏からもあんまり求められなくなるし。
まぁ本当にガチで体が合う男とまだ出会ってないだけってツッコまれたらそれまでなんですけど、私としてはこれまでの経験から、自分が重視していたことって、実は1〜2年も経てば意味がなくなる要素なんだって気付いて、軽く絶望してたんです(笑)」(メルさん)
そんなメルさんでしたが、《結局長続きするのは「同じくらいのだらしなさ」の2人》というポストを見て、あることに気付いたんだとか。
「“同じくらいのだらしなさ”に通ずる感覚だと思うんですけど、私の場合は“同じくらいの性格の悪さ”なのかなぁと思ったんです。
私自身がちょい性格悪いから、例えばメンバー全員が30代後半から40代のアイドルグループがテレビで歌ってたら、反射で『おっさんばっかじゃねーか(笑)!』ってツッコミ入れちゃんですよ。
それで、こういう口汚い発言にドン引きしちゃうような聖人タイプの男は絶対に合わないし、逆に『ぎゃははは! 確かに(笑)!』って一緒になって笑ってくれる性格悪い男とは、長続きするんですよね」(メルさん)
◆清廉潔白な人はそうそう存在しない
メルさんの考えにも筆者は完全同意。
たしかに、“同じくらいの性格の悪さ”の相手とは長続きしやすいというのは、恋愛・結婚における真理でしょう。
一口に“性格の悪さ”と言ってもベクトル(種類・度合い)は十人十色でしょうが、まず言えるのは、“性格の悪さ”がゼロの清廉潔白な人間なんて、そうそう存在しないということ。
誤解を恐れずに言いますが、世の中の大多数の人が大なり小なり“性格の悪さ”を持っているものです。
ただ、“性格の悪さ”にも種類はいくつもありますし、その種類のなかでも度合いは人それぞれですから、そこがピッタリ合う相手とは、さほど発言を気遣う必要がなく、一緒にいても自然体の自分でいやすいはず。
窮屈さがなく、居心地が良い相手となるでしょう。
◆つまりは「性格の相性」の良し悪しという普遍的なテーマ
“同じくらいのだらしなさ”しかり、“同じくらいの性格の悪さ”しかり、自分も同じ感覚だから気にならないという場合もあるでしょうし、仮にちょっと気になるような言動だったとしても、自分も人のことを言えないからと許容しやすいのかもしれません。
パートナーの言動を無理なく許容できるということは、恋愛・結婚を長続きさせるうえで意外と大切なポイント。
今回の話は、要するに「性格の相性」の良し悪しの問題で、ごくごくありきたりなテーマとも言えます。
けれど、性格の相性が合うかどうかという話題になったとき、たいてい良い部分のほうに焦点が当たりがち。
もちろんポジティブな要素の相性の良し悪しも重要なのですが、今回取り上げた“性格の悪さ”というネガティブな要素が合うかどうかも、かなり重要だということなのです。
みなさんも恋愛・結婚のパートナー選びの際に、“同じくらいのだらしなさ”や“同じくらいの性格の悪さ”といったネガティブな要素も、視点のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
<文・堺屋大地>
―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―
【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi