
自らをイエス・キリストに似せたように見える画像をSNSに投稿したアメリカのトランプ大統領。背景にあるのはイラン情勢をめぐる「ある人物」との対立があります。一方、そのイランとは2度目の協議を検討していることが報じられました。
【画像を見る】トランプ氏が削除した画像「キリストだと思うのはフェイクニュースだけ」
トランプ大統領に支持層から批判「信仰への冒涜」医療従事者や両手を合わせた女性らが見守るのは、ベッドに横たわる男性に光り輝く手をあてるトランプ大統領です。
12日、自らをイエス・キリストに模したAIで作ったとみられる画像をSNSに投稿しました。
この投稿には、トランプ氏の支持基盤であるキリスト教保守派からも「信仰への冒涜だ」「理解できない」などと批判が拡大。投稿には削除を求めるコメントが相次いで寄せられました。
教会を訪れた人(米・シカゴ 13日)
「トランプ大統領のSNSは、ちょっと度が過ぎているよね」
「トランプがやることにはもう驚かないよ。完全無視だね」
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トランプ氏は、翌日に投稿を削除しています。
「医者のつもりだ」と釈明も…投稿について記者から問われたトランプ氏は、こう釈明しました。
――イエスに扮した画像を投稿しましたか?
トランプ大統領(13日)
「(イエスに)扮したわけじゃない。確かに投稿したが、医者のつもりだ。他に描かれているのは赤十字のスタッフ。キリストだと思うのはフェイクニュースだけだ」
実はこの画像、ローマ教皇レオ14世を非難した直後に投稿したものでした。
トランプ大統領のSNS(12日)
「レオ教皇は犯罪対策に弱腰で、外交政策も最悪だ」
「イランが核兵器を持つことを容認する教皇などいらない」
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レオ14世は、アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃に断固として反対の姿勢を示していて、トランプ氏の「文明全体を滅ぼす」という脅しについても、「到底容認できない」と批判していました。
ローマ教皇 レオ14世(13日)
「トランプ政権は恐くありません。私はすべての人に、平和と和解のための架け橋の築き方、戦争を避ける方法を模索していただければと願っています」
レオ14世を非難するトランプ氏に、イタリアのメローニ首相は「容認できない」とする声明を発表しました。
――謝罪しますか?
トランプ大統領
「謝らない。レオ14世は間違っている」
危うい停戦状態が続くアメリカとイラン。ホルムズ海峡をめぐっては、せめぎ合いが激しくなっています。
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市民(イラン・テヘラン 13日)
「神は偉大なり」
13日、テヘラン中心部には、アメリカの「新たな対応」に数千人の市民が押し寄せ、抗議の声をあげました。
トランプ氏が明らかにした新たな対応とは。
――海上封鎖は始まったのか
トランプ大統領(ホワイトハウス 13日)
「10時に始まった」
アメリカ軍がイランの港湾に出入りする船舶への封鎖措置について、米東部時間で13日の午前10時から開始したと明かしました。
2度目の協議どうなる?パキスタンかスイスで開催かウォール・ストリート・ジャーナルは政府高官の話として、アメリカ軍が艦船15隻以上を配備したと報じています。
また、トランプ氏はSNSで、34隻の船が12日にホルムズ海峡を通過したと発表。イランによる封鎖開始以降、「圧倒的に最多の数だ」と強調しています。
トランプ氏は、こう警告しています。
トランプ大統領(SNS)
「イラン軍の艦船が封鎖エリアに近づけば、即座に排除する」
一方、2度目の協議についても模索が続いています。
CNNテレビは、パキスタンのイスラマバード、スイスのジュネーブでの開催も検討されていると報じています。
ロイター通信も、アメリカとイランの交渉団が、協議のため今週中にもイスラマバードを再び訪れると伝えています。
