限定公開( 6 )

山崎貴監督(61)の新作映画「ゴジラ−0.0」(11月3日公開)に登場するゴジラのビジュアルが15日、解禁された。同監督は、米ラスベガスで14日(日本時間15日)に開催された世界最大級の映画コンベンション「CinemaCon2026」のプレゼンテーションの場で、邦画実写作品として初めて作品単位での発表に臨み、ファーストティザー映像を公開した、その中にも、新しいゴジラは登場している。
山崎監督は、プレゼンテーションの中で「今日この場を借りて、お伝えしたいことが2つあります。1つ目は、本作が『ゴジラ−1.0』の先の世界を描くということ」と説明。太平洋戦争末期から終戦直後の1947年(昭22)を描き、米アカデミー賞でアジア初の視覚効果賞を受賞した23年の「ゴジラ−1.0」から、2年後を描いた正統続編であると明かした。
さらに「2つ目は、本作が『敷島家の大きな運命を描く作品』になるということです」と口にして、神木隆之介(32)と浜辺美波(25)の続投を明かした。「ゴジラ−1.0」では、神木が演じたゼロ戦の操縦士・敷島浩一が、特攻を回避して生き残ったことに悔恨の念を抱き、終戦後、戻った本土で、見知らぬ女性から託された明子を抱いた、浜辺が演じた典子と偶然、出会う。生活をともにしていた典子がゴジラに襲われた中、敷島は海神(わだつみ)作戦に参加し、幻の戦闘機・震電でゴジラに立ち向かい、打倒。典子も奇跡的に一命をとりとめた。今回、詳細は明かされていないが典子の姓は敷島に変わっており、2人は結婚したとみられ、山崎監督も2人が家庭を築いたことを示唆した。
その上で「前作で、ゴジラ襲来によって『マイナス』にまで突き落とされた戦後の日本。人々は這い上がり、未来へ向けて歩み出そうとしました。本作では、その日本を、そして敷島家を、さらなる深い絶望が襲います」と、作品内容に踏み込んで語った。さらに「抗いようのない圧倒的な力を前にした時、人間はどう立ち向かうのか。愛する者を守るため、敷島家はどんな覚悟を決めるのか。『マイナス』から『ゼロ』へと至る道程は、決して平坦(へいたん)なものではありません」と続けた。
そして「私たちは今、この新たな絶望と希望の物語を、世界中の映画館へとお届けするために、持てる技術と情熱のすべてを注ぎ込んでいます」と製作状況を説明した上で、映画館で映画を見ることの意義を訴えた。
|
|
|
|
「最新作『ゴジラ−0.0』で、多くのゴジラファンを再び映画館へお迎えできることを、楽しみにしています。どうか皆さん、一緒に、世界中の映画館を熱狂で震わせましょう。映画館の底力を、世界に見せつけましょう!」
その思いの裏には、20年に全世界を襲ったコロナ禍で製作中止の危機に立たされた「ゴジラ−1.0」を作っていく中で抱いた、映画と「ゴジラ」への強い思いがあった。
「パンデミック以降、映画業界は大きな転換期を迎え『ゴジラ−1.0』も当時、製作中止の危機に立たされました。そして映像を自宅で、スマホで見るのは当たり前になりました。しかし、私は確信しています。『映画は、映画館で見るものだ』と。映画館に人を戻すという強い意思のもと、『ゴジラ−1.0』は再始動しました」
「ゴジラは、1954年に日本の映画館で産声を上げて、『劇場で見るための映画』として、70年間、力強く記憶に刻まれてきました。スクリーンで見上げる巨大なスケール、座席を震わせる咆哮(ほうこう)。ゴジラは、映画館で体験してこそ、真のゴジラとなります。だからこそ、私は、『映画を、映画館で鑑賞する文化』を、ゴジラの力を借りて、最前線で作っていきたいと思っています。映画館へ行くことの価値、体験、思い出を、ゴジラがその筆頭を歩いて証明しつづけたいのです」
「ゴジラ−1.0」は、11月6日から北米公開も決定しているが、邦画として初めてハリウッド大作と肩を並べた撮影体制「Filmed For IMAX」で撮影された。IMAX認定のカメラで撮って、IMAXのフォーマットに合わせて作った作品で、山崎監督は、ファーストティザー映像を公開するにあたり、そのことも強調した。
|
|
|
|
「『ゴジラ−0.0』は、劇場に最高の没入感をお届けするため、日本映画として初めての、『Filmed For IMAX』作品でお届けします。ゴジラの大きさ、恐怖、そこで生き抜こうとする人々を、かつてない解像度とスケールで描き出しています。皆さんの劇場のスクリーンを、限界まで震わせることをお約束します」
全世界史上初解禁となるファーストティザー映像を公開すると、会場は大歓声に包まれ、ワンカットたりとも見逃さないようにと、来場者がスクリーンにくぎ付けとなり、大きなリアクションが起きた。映像の終盤に自由の女神とゴジラが登場すると、大歓声とどよめきが会場のいたるところから起きた。
山崎監督は、スピーチを終え「盛り上がりましたね! 」と喜んだ。「ステージに出て行ったときに皆さんが盛り上がって、温かく迎えてくれてうれしかったですし、ファーストティザー映像を見ていただいた時のリアクションがとてもアツく、世界でも期待されているということを実感できたので、来て良かったと思いました」と熱っぽく語った。
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2026 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。