洗濯物の部屋干し、「除湿機」と「エアコンの除湿機能」どっちが正解? スピード・電気代で徹底比較!

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2026年07月03日 21:20  All About

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衣類の部屋干しをする際、「除湿機」と「エアコンの除湿機能」は強い味方になりますが、より早く乾いたり電気代が安く済むのはどちらなのでしょうか? 本記事では除湿機とエアコンの除湿機能を比較し、おすすめの使い分けについても解説します。※画像:PIXTA
梅雨の時期や長雨が続くと、洗濯物は部屋干しするしかありません。しかし、なかなか乾かないだけでなく、生乾きの嫌なニオイが発生してしまうなど、悩みは尽きませんよね。

そんな部屋干しの強い味方となるのが「除湿機」や「エアコンの除湿機能」です。ただ、いざ使おうと思ったとき「結局どちらを使う方が電気代はお得なの?」「早く乾くのはどっち?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。本記事では除湿機とエアコンの除湿機能のどちらがより部屋干しに適しているのか比較し、消費電力や電気代、おすすめの使い分けについて詳しく解説します。

消費電力・電気代はどれくらい違う?

結論から言うと電気代の安さは「それぞれの機器の方式」によって大きく変わります。エアコンと除湿機それぞれに、主に2つの除湿方式が存在するため、自宅の機器がどのタイプか知ることが重要です。

エアコンの冷房モード

冷房をかけて水分を奪う方式。電気代は非常に安いですが、部屋の温度が下がります。冷房モードの電気代は、6畳タイプで1時間使用2〜3円程度、14畳タイプで1時間使用4〜6円程度が目安です。

エアコンの除湿(ドライ)モード

一般的に「弱冷房除湿」と呼ばれており、冷房モードに比べて消費電力が低いです。冷房モードより電気代も安くなります。14畳タイプで1時間使用2〜5円程度が目安です。

コンプレッサー式除湿機

エアコンの冷房モードや除湿モードと同様に、空気を冷やして結露させる方式。夏場に強く、電気代も安いのが特徴です。1時間使用6〜10円程度が目安となります。

デシカント式除湿機

乾燥剤に水分を吸着させ、ヒーターで熱して除湿する方式。冬場でも除湿力が落ちないのが強みですが、ヒーターを使うため電気代が高くなります。1時間使用10〜20円程度が目安です。

除湿機については、上記2方式に加えて両方の特性を兼ね備えた「ハイブリッド式」もあります。夏はコンプレッサー式、冬はデシカント式と、使う時期に合わせて使い分けられるのが特徴で、電気代はその時々の稼働方式によります。

衣類乾燥に向いているのはどっち?

単に1時間あたりの電気代だけで比較すると、エアコンの除湿モードが最もお得に感じられますが、洗濯物の乾燥が目的の場合、衣類乾燥モードを搭載した除湿機の方が圧倒的に早く乾く傾向にあります。結果的に稼働時間が短くなり、トータルの電気代が安く済むこともあるため、それぞれの機器の特性を理解し、ライフスタイルに合わせて使い分けるのがおすすめです。

エアコンの除湿機能がおすすめな人・使用シーン

・とにかく初期費用や電気代を抑えたい
・リビングなど広い空間全体を除湿したい
・部屋干ししつつ自分も涼しく過ごしたい
・床に物を置きたくない、除湿機をしまうスペースがない

エアコンは部屋全体の空気を循環させるのが得意です。洗濯物を乾かすだけでなく、部屋全体など広範囲の湿度を下げたい場合はエアコンが適しています。

除湿機がおすすめな人・使用シーン

・とにかく洗濯物を早く確実に乾かしたい
・生乾き臭を絶対に防ぎたい
・浴室、洗面所、ユーティリティルームなど狭い空間で干したい
・エアコンが設置されていない部屋で干したい

衣類乾燥に特化した除湿機は、洗濯物に向けて直接強力な乾燥風を当てることができます。局所的に集中して乾かす能力においては、除湿機に軍配が上がります。

早く乾かすためのテクニックは?

どちらの機器を使うにしても、生乾き臭を防ぐためには「いかにスピーディーに乾かせるか」が重要です。洗濯後5時間以内に乾燥しないと、部屋干し臭の原因菌であるモラクセラ菌が繁殖してしまうと言われています。以下のテクニックを併用して、乾燥時間を短縮しましょう。

扇風機やサーキュレーターを併用する

エアコンの除湿機能を使う場合、風が直接洗濯物に当たらないことが多いです。下からサーキュレーターなどで風を当て、洗濯物周辺の湿った空気を吹き飛ばすことで乾燥スピードが格段に上がります。

狭い空間を「密室」にして除湿機を使う

除湿機を使う際の最大のコツです。空間が狭いほど素早く湿度が下がるため、洗面所や浴室などのコンパクトなスペースでドアと窓を完全に閉め切って除湿機を稼働させると、衣類乾燥室のような状態になります。

干し方を工夫する

角ハンガーを使う際は、外側にバスタオルや長ズボンなどの長い衣類、内側に向かって靴下や下着などの短い衣類を干す「アーチ干し」の形にしてみてください。下部に上昇気流が生まれやすく、風の通り道ができて早く乾燥します。洗濯物同士の間隔はこぶし1個分(約10〜15cm)空けましょう。

部屋干しにおすすめなのは?

洗濯物の乾燥において、「エアコンの除湿機能」と「除湿機」のどちらがお得かは、所持している機器の方式と重視するポイントによって変わります。電気代の安さを重視するならエアコンの「除湿(ドライ)モード」、乾燥スピードと仕上がりを重視するなら除湿機がおすすめです。

筆者がおすすめする、最も効率的に衣類を乾燥させる方法は、洗面所や浴室などの狭い空間を閉め切って除湿機で一気に乾かすことです。生乾き臭を防ぎ、結果的に稼働時間も短縮できるため、コストパフォーマンスに優れた方法と言えます。環境や目的に合わせて、自分に合った方法を選んでみてくださいね。

安蔵 靖志プロフィール

家電エバンジェリストであり、家電製品総合アドバイザー。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手がける。All About デジタル・家電ガイド。
(文:安蔵 靖志(デジタル・家電ガイド))

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