2026年6月、Miu Miu Beautyのリリースより。日本・韓国のアンバサダー、チャン・ウォニョンスタイリストの大日方理子です。暑い季節に真似したい? 面白い“2026年 ファッション最新トレンド”をご紹介します。
◆ワキから下が丸見え。紐で結ぶトップス
ひとつめはMIU MIUが推しているサイドタイ、前と後ろの布を紐(ひも)で結びつけるトップスです。金太郎スタイルと呼ぶべきか、びんぼっちゃまくん(*)スタイルと呼ぶべきか…驚くほど布の面積が小さいです。写真を見るだけで、モゾモゾと落ち着かない気持ちになるのは私だけでしょうか?
日本のオンラインサイトにはメンズ商品のお取り扱いはないですが、同じ形のメンズ商品もあり、K-POPアイドルが雑誌撮影やイベントで着ていました。肩や腕が華奢すぎてもマッチョすぎても似合わない、難度の高い服と言えるでしょう。
さらにお値段もシャツタイプで20万円、ワンピースタイプで40万円近くするので、一般人の私たちにはなかなか手が届かないシロモノです。
*びんぼっちゃま:ギャグ漫画『おぼっちゃまくん』(小林よしのり著)に登場するキャラクター。貧乏なので、スーツの前面だけ着て、後ろは紐で結んでいる。
◆肩紐、片方だけズリ落ちてます!
2026年は肩紐を落として着るのがトレンド。MIU MIU2025/2026秋冬コレクションから片側の肩紐をずるりと落として着るスタイリングが見られました。こちらもMIU MIUがやり始めたスタイルだと思います。
K-POPグループ・TWICEのMOMOは映画『プラダを着た悪魔2』のイベントで肩紐を落としたMIU MIUのドレスで登場。思わず「肩紐が落ちているよ」と声をかけたくなるスキのある雰囲気にドキッとして、とても印象に残りました。
始めから片側だけ肩が出るように縫製された服も販売されていますし、ジャケットや首が広く開いた服を片側にずらして着こなしを真似することも可能。だらしなく見えるか、おしゃれに見えるかはあなたの力量次第です!
◆シャツの上にタンクトップ
レイヤードは今やおしゃれの定番ですが、今年見かけるようになったのが「タンクトップが上」のレイヤードスタイルです。
タンクトップ同士を重ねるときだけでなく、半袖や長袖と合わせるときもタンクトップが上。タンクトップが下じゃないの? その違和感こそが今季はおしゃれなのです。
同素材のレイヤードはもちろん、色や柄が違うレイヤードもアリ。大人が取り入れるのであれば、タンクトップのレイヤードに、ゆるっと太めのパンツを合わせるのが可愛いと思います。
◆腰パンが復活。ウエストから下着をチラ見せ
2000年頃は男子中心に「腰ばき」「腰パン」が流行っていましたよね。懐かしい! 流行が1周して腰ばきが戻ってきました。違うのは「サギングスタイル」というおしゃれな名前がついたこと(Sag=重さでたるむ)。そして、女性にも流行していること。
流行中のサギングスタイルの特徴は、ウエストから下着をちら見せすることです。
4月の記事「おしゃれ? 変? 韓国スターの“半分パーカー”、スリにあうバッグ……謎のファッショントレンドを追う」で紹介した「ダル着=おしゃれ」の流れを汲むスタイルですが、この流行に一役かったのもMIU MIUではないかと思います。2023年春夏コレクションで下着のウエスト部分を見せるレイヤードスタイルを披露しています。
本当に下着を見せるのに抵抗がある人は、下着が見えている風にウエスト部分が縫い付けてある商品も販売されていますのでチェックして見てください。
夏も引き続き Cozy(居心地がいい)、Lazy(だらけた)、Relaxing(くつろげる)がキーワード。「肩の力が抜けている方がおしゃれ」なのです。ともかく毎日暑いので、多少の露出なら許されるかも? 肩の力を抜いて最新トレンドを取り入れてみてはいかがでしょうか!
<文/大日方理子>
【大日方理子】
(おびなた・りこ)スタイリスト。1979年生まれ、お茶の水女子大学卒。『Ray』などの女性誌やテレビでスタイリストを務める。きれいめからカジュアルまで、今の気分を取り入れたスタイリングが得意。骨格診断アドバイザー。猫背改善で身長149cm→151cmに。中学生の女の子がいる1児の母でもある。2026年、乳がんのため右胸全摘。 公式HP