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「法廷に姿を見せた黒木麗香被告(38)は、白いシャツに黒のスーツを合わせていました。メガネとマスクを着けていたので表情はよくわかりませんでしたが、真ん中から分けられた、肩上できれいにカットされた髪の毛が、とてもサラサラだった印象が強くあります」(社会部記者)
「宮崎麗果」の名前でインフルエンサーとして活動していた黒木被告は、Instagramのフォロワーが40万人を超えるほどの人気だったが、社長を務める広告代理店「Solarie」を通じて架空の業務委託費を計上。3年間で約4億9600万円の所得を隠し、法人税約1億2600万円を脱税したとされる。
さらに、2022年2月〜2024年1月までの消費税約3100万円を納めていなかったことから、あわせて約1億5700万円を脱税したとして、2025年12月に東京地検が在宅起訴。黒木被告に懲役2年6カ月、会社に罰金5000万円を求刑していた。
その判決が、7月15日、東京地方裁判所で言い渡された。
「裁判長は『強固な犯意に基づき、一定の計画性も備えている。身勝手な考えから本件に及んだ責任は重い』と厳しく指摘しましたが、『すでに修正申告がされ、全額納税されるなど、会社の代表者としての社会的責任を果たそうとしている』とも言い、黒木代表に懲役2年6カ月、執行猶予4年、法人に罰金4000万円を言い渡しました」(前出・社会部記者)
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しかし、この判決に、Xでは《1億5千万以上脱税し執行猶予は甘くないか?》《悪質でも執行猶予なのね》など「納得できない」といった投稿が多く寄せられていた。
はたして、この判決は妥当なのか。元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士に聞いた。
「最近は、『国民のための税金が入ってこない』ということで、脱税に対しては厳しい判決が下される傾向にあります。
本件は脱税額が1億円を超えているということで、基本的には執行猶予がつかない実刑もあり得ました。しかし、被告が脱税した額を全額修正申告して納付も済ませていることから、執行猶予がついたと思われます。逆に、納付をしていなければ、実刑の可能性は高まったでしょう。
また、被告の反省の態度、脱税の手口の巧妙さなども、執行猶予がつくか、つかないかを左右します」
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裁判官には、黒木被告の態度はおおむね好意的にうつったということだろうか。
若狭弁護士は「検察も被告も、控訴しない可能性が高いと思います」と今後の成り行きを見る。黒木被告は3回の結婚歴があり、5人の子どもがいるとされ、自身のInstagramにも、たびたび子どものことがつづられていた。経営者、そして母親として、これからの姿勢が注目されている。
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