
《幼いころからいつか結婚する場合にはこの立場を離れるという意識をもっておりましたので、新しい生活に入ることへの不安や戸惑いはあっても、皇籍を離れるということに対して、いま改めて何かを感じるということは特にないように思います》
夫の慶樹さんは東京動物園協会副理事長に
上皇ご夫妻の長女であり、天皇陛下の妹である黒田清子さん。冒頭の言葉は`04年12月30日に行われた黒田慶樹さんとの婚約会見での清子さんの言葉だ。
「現在、国会等で議論されている皇族数確保を巡っては、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案などが盛り込まれています。この案では、身分は保持しつつ、住民基本台帳の適用対象とすることや、その配偶者や子どもには皇族の身分を与えないとなっています。ただ、同時に進められている旧宮家養子の扱いと比べてあまりにも差があることから、一部からは『女性皇族を二流として扱うものだ』という厳しい批判の声も上がっています。こうした議論の中で、女性皇族のこれまでの歩みや人生が改めて注目されているのです」(皇室ジャーナリスト、以下同)
婚約会見の翌年、めでたく結婚された清子さん。お相手の慶樹さんは秋篠宮さまの学習院初等科時代からのご友人だった。
「清子さんと結婚された当時、慶樹さんは東京都の職員でしたが、今年の3月に退職。4月からは、東京動物園協会副理事長を務められています」
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黒田清子さんには「やはり気品を感じました」
清子さんは`17年から伊勢神宮の祭主を担われており、皇籍を離脱してからも皇室を支え続けられている。こうした清子さんの真摯な姿勢は、皇族時代から変わらないものだった。
「美智子さまはクリエイティブな才能をお持ちでしたが、その才能を清子さんは色濃く受け継がれていました。特に和歌の才能は高く評価されています。また、多様な公務にも積極的に励まれ、かつて女性宮家創設の話題が出た際には“清子さんのご結婚の時に制度があればよかったのに”と惜しむ声もあったほど、多くの人望を集める方でした」(宮内庁関係者)
惜しまれつつも皇室を離れ、“普通の暮らし”を営む清子さん。国民から愛され続けた彼女は、現在、暮らす自宅の近隣住民からも親しまれているという。
「直接の親交はないのですが、報道などでお顔を存じ上げていたこともあり、ふとご挨拶をしたことがあるんです。すると、清子さんは笑顔で私に会釈を返してくださいました。お一人で散歩されている姿や近所のスーパーでもお見かけしたことがあります。佇まいも穏やかで、一見普通の方ではあるものの、やはり気品を感じました」(70代女性)
庶民的な感覚を持ちつつ、地域の人々との緩やかな交流を大切にされているようだ。そんな様子は他の方からも聞こえてきた。
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「私の知人が清子さんと同じマンションに住んでいるんですよ。その方は昔、家族ぐるみで清子さんとお酒を飲まれたこともあるそうです」(他の70代女性)
皇室を離れてなお、地域の人々に愛され、伊勢神宮の祭主として重責を果たされている清子さん。そして娘として上皇ご夫妻のもとを訪れているともいう。女性皇族の結婚後の生き方のヒントとなるかもしれない。
週刊女性2026年7月28日・8月4日号
