爆発で建物が激しく損傷した「イオンモール熊本」と飛散したとみられるがれき=29日午前、熊本県嘉島町 熊本県で最大震度7を観測した地震から一夜明けた29日、爆発が起きて2階部分が崩落したイオンモール熊本(嘉島町)の周辺には、無数のがれきが散乱していた。連絡が取れない知人の無事を願う人の姿も見られた。
周辺では29日朝も交通規制が続いた。異臭やほこりっぽさはなかったが、周囲の道路にはこぶし大から大人の顔の大きさほどのがれきが散らばっていた。近くに止まるトラックのフロントガラスは爆発の影響で吹き飛んでいた。
熊本市の男性(48)は、イオン2階のアパレル店で働く30代の知人女性と連絡が取れていない。地震発生後からLINEでメッセージを50件ほど送ったが既読が付かず、不安になり29日朝に現場に来たという。「無事に救助されていることを願うしかない」と話した。
近くの薬局で働く薬剤師伊達淳さん(39)は「揺れを感じてから約30分後、聞いたことがない乾いた音が1回聞こえた」と爆発の瞬間を振り返る。一夜明け、建物を初めて見た伊達さんは「信じられない」と衝撃を受けた様子だった。

「イオンモール熊本」の爆発で被害を受けたとみられる車両=29日午前、熊本県嘉島町

「イオンモール熊本」の爆発で周辺の道路に飛散したとみられるがれき=29日午前、熊本県嘉島町