
夫婦関係が限界だと感じたとき、ママが悩むのは「子どもへの影響」ではないでしょうか。とくに進学や受験、人間関係など心が不安定になりやすい思春期の子どもがいる場合、離婚して大丈夫なのかと迷うかもしれません。
『中学3年生の男の子がいます。やっぱり離婚となると、傷ついたり悩んだりしますよね。子どものためには我慢したほうがいいのでしょうか?』投稿者さんによると、旦那さんへの不満は暴言やモラハラ、そして人の悪口ばかり言うところだそうです。暴力や不倫など決定的な問題ではないからこそ、「離婚するほどなのか」と悩み続けている様子が伝わってきます。
離婚が救いになる家庭もある
まず寄せられたのは、「理由による」という声でした。
『要は離婚する理由だと思う』なかには、自身の壮絶な経験を語るママもいました。
『うちは中3と小5のときに離婚したけれど、“ホッとした”って子どもに言われた』元旦那さんはアルコール依存症でDV気質があり、家族は常に顔色をうかがう生活だったそうです。子どもたちは、「今日は機嫌が悪いかな」「暴れるかな」と怯えながら帰宅していたといいます。最終的には児童相談所も介入し、離婚に至ったとのこと。生活は苦しくなったものの、
『家で安心して過ごせるようになったのは大きい』
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『いないほうがマシな親もいる』というコメントも。DVやモラハラが続く家庭では、「離婚しないこと」自体が子どもに悪影響になるとママたちはいいます。
『離婚してから落ち着いてご飯を食べたり、眠れたりするようになった』子どもにとって大切なのは、両親がそろっていることだけではなく、安心できる家庭環境なのかもしれません。
ただし時期は慎重に考えるべきという声
一方で、中学3年生というタイミングを心配する声も見られました。
『受験が終わってからのほうがいいと思う。引っ越しや転校まで重なったら、子どもにとってかなり負担』
『受験中は我慢したほうがいい』
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親が離婚したママたち
子どものときに親の離婚を経験したというママたちからも声が寄せられました。
『ずっと夫婦仲が悪くて、子ども心に気をつかっていた。離婚してくれてホッとした』
『空気の悪い家より、親がシングルのほうがよっぽどマシだった』家庭内のギスギスした空気は、子どもにも伝わるのでしょう。親が思っている以上に、子どもは家の雰囲気を敏感に感じ取っているようです。また、
『離婚しないのを“子どものため”と言われるほうがツラかった』という声もありました。親が我慢していることを子どもが感じ取ると、「自分のせいで離婚できないのかな」と責任を背負ってしまう場合もあるようです。一方で、離婚によって苦しんだ経験を語るママもいました。
『私が中3のとき、親が離婚問題で揉めていて、家の雰囲気が最悪だった。母子家庭になって大学進学を諦めた』
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離婚そのものより、父母の喧嘩が記憶に残ることも
両親の怒鳴り合いや険悪な空気が、子どもの心を傷つける場合もあります。
『離婚も我慢する生活も、どちらにせよ子どもに悪影響』
『私の甥と姪は大泣きでしたよ。中3くらいのとき。今は30歳になった甥だけれど、トラウマで一生結婚しないって。離婚よりも、夫婦喧嘩を見せられたのが衝撃的だったみたい』たとえ離婚しなくても、毎日の夫婦喧嘩などストレスの多い家庭環境で過ごすことが、子どもに悪影響を与えるケースもあるのでしょう。一方で、
『子どもたちはパパが大好きだし尊敬している。耐えて良かったと思う』という声もありました。不倫されたものの離婚をせず、子どもたちが父親と良好な関係を築いている姿を見て、「これで良かった」と感じているそうです。ただ、その裏で自身は心身ともにボロボロになったとも綴っていました。「子どものため」と「自分の幸せ」。そのバランスの難しさが伝わってきます。
受験期は避ける方がよさそう…でも子どもがどこまで気づいているか
投稿者さんは、「息子はお父さんが嫌いではないと思う」と話していました。家事や育児はしないものの、子どもに対しては普通の父親だと感じているようです。
『高校に入ってから息子さんに聞いてみたら?』もちろん、最終的な責任は親にあります。しかし、中学生という年齢なら、家庭の空気や両親の関係性を理解しているのではないでしょうか。親だけで「子どものため」と決めつけるのではなく、子どもの気持ちにも耳を傾けることが大切なのかもしれません。
『ママが笑顔ではないことに、子どもは気づいていると思う』離婚してもしなくても、子どもがまったく傷つかない選択はないのかもしれません。それでも、安心して暮らせる環境とは何か、ママが穏やかでいられる状態とは何かを考えることは、けっしてわがままではないのでしょう。大切なのは、その家族にとって何がより良い未来につながるのかを、丁寧に考えることなのではないでしょうか。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・Ponko
