

コウが飛びついた拍子に、麦茶がハルタの顔面を直撃。着ていたTシャツはびしょ濡れ、さらに床にも水滴が飛び散りました。しかしハルタは謝るどころか、その失態をコウや私のせいにしたのです。さすがに黙っていられませんでした。

「見てみろよ、俺の服がびしょびしょじゃないか!」ハルタはそう言って慌てていますが、誰のせいでこうなったと思っているのでしょう。早く拭け? しつけがなってない? そんな言葉を吐くなら、私だって言わせてもらいます。
だからあれほど、直接飲むのはやめてほしいと言ったのに! 顔から麦茶を浴びるような事態を招いたのは、紛れもなくハルタ自身なのです。けれど謝るどころか逆ギレのような態度を取って、すべてコウや私のせいにして……。私はもう黙っていられませんでした。
ハルタはまさか私がここまで怒ると思っていなかったのでしょう。口を半開きにして驚いています。私は自分のなかで今まで飲み込んできた言葉が、どんどんせり上がってくるのを感じていたのでした。
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