「1日何時間座ってる?」8時間以上は疾病リスク“座りすぎ”で経済損失約2825億円の試算も【ひるおび】

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2026年08月04日 14:30  TBS NEWS DIG

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仕事では座りっぱなし、家にいる間はほとんどソファ。
そんな、長時間の“座りすぎ”には、様々な疾患のリスクが・・・
座る時間が2時間長くなるごとに、死亡率が15%高くなるという研究結果もあるんです。
“座りすぎ研究”の第一人者、早稲田大学 スポーツ科学学術院の岡浩一朗教授に、効果的な対策を聞きます。

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日本人は“座りすぎ” 経済的損失は年間2825億円!?

世界各国で、平日1日にどのくらい座っているかを調査したデータによると、日本は「7時間」でなんと1位。世界的に見ても、日本は座っている時間が長いということが分かります。

岡教授によると、▼労働時間の長さ▼リモートワークが増えて通勤が減った▼スマホ・タブレット端末の操作時間が長い▼家電のスマート化などが原因としてあるようです。

早稲田大学 スポーツ科学学術院 岡浩一朗教授:
どうしてもデスクワークの人は長くなりがちだと思いますし、今は体を動かすような家事がどんどん減ってきていると思うんですよね。結果として長く座ることに繋がっていると考えています。

座りすぎは、循環器疾患・糖尿病・がん・認知症などの慢性疾患の要因の1つと考えられています。
岡教授らの研究グループの試算によると、1日8時間以上座っていることで、慢性疾患などによる経済的損失が年間約2825億円にのぼるといいます。
入院などの医療費や、働けなくなることによる社会的損失などの間接費も含む経済コストです。

早稲田大学 岡浩一朗教授:
ここに入らない病気もありうるので、この経済的負担額はあくまで最低額だと考えるのがいいかと思います。

奈良県立大学の小山晃英教授の研究によると、座る時間が2時間増えるごとに高まる死亡率の割合は、全体で15%。病気別にみると、糖尿病が27%、高血圧が20%、脂質異常症が18%アップすることが分かっています。

街の人は1日にどれくらい座っている?

【60代会社員】
「8時間9時間。夜に結構1人でテレビ見たり映画見たりとかするので。週末休みだとテレビで野球とかずっと見てるからね。」

【60代事務員】
「仕事が事務なので10時間以上座ってます。事務所で話し相手もなく1人机に向かってます。動く用事がない。」

【70代男性】
「タクシー運転手だから。午後8時に出勤して、朝迎えがあって朝5時退勤。大体座りっぱなし。」

【小学3年生】
「勉強とか5、6時間座ってる。暇があればだいたい座ってマンガ読んでる」

コメンテーター 上地雄輔:
12時間。仕事してる時は大体座るじゃないですか。作業とか本読んだり、台本読まなきゃいけないとか。あと子どもたちの送り迎えや、自分の移動も車での移動です。

コメンテーター 白井智子:
15〜16時間。オンラインミーティングが多いのと、外に出た時も、もう初老だという自覚があるので怪我が怖いんですよ。
できるだけ階段を使わないようにとか、席が空いていたら座ったりしています。でもやっぱりこれは変えなきゃいけないんだなって。

“座りすぎ”の悪影響 カギは「ふくらはぎ」

座った姿勢は、下半身を動かさないので代謝や血流が悪くなってしまいます。
下半身には全身の筋肉の約70%があり、特に「ふくらはぎ」が重要な役割を果たしています。
ふくらはぎは筋ポンプで全身の血流を保つため、“第2の心臓”とも呼ばれています。
動かすことで血流が良くなり、座ったままだと滞ってしまいます。

筋肉の活動量が波形で現れる筋電図で見ても、立ったり歩いたりしているときは筋肉が動いているのが分かりますが、座ってるとほぼ動きがありません。

岡教授によると、予防のポイントは『30分に1回3分立つ』ことです。

岡浩一朗教授:
様々な研究によると、30分のうち3分ぐらい立つ。さらに立って少し動くというのが一番効果が高いです。

上地雄輔:
運動は運動でちゃんとしているんですけど、それはまた別ですか?

岡浩一朗教授:
ただ運動してるから、それ以外ずっと座っていいというわけではありません。

企業や学校で…“座りすぎ解消”の取り組み

東京都江東区にある明治安田オフィスパートナーズでは、「健活タイム」として、毎日決まった時間に「ラジオ体操」を行う取り組みが行われています。

午後2時半、200人以上の従業員がデスクワークに勤しんでいる広いオフィスに音楽が流れると・・・
ほとんどの従業員が一斉に立ち上がり、ラジオ体操が始まりました。

座りすぎ解消の取り組みに、なぜラジオ体操を採用したのでしょうか。担当者に聞くとー

明治安田オフィスパートナーズ 総務人事部長 伝田直樹さん
「子どもの頃に経験した方も多く、誰でもすぐできる一番身近な体操だからです。年齢的にできない方、足に怪我をしている方とか、妊娠している方はいますけれども、それ以外の社員はほぼ全員参加している印象です。」

ラジオ体操に参加している従業員はー
「入社した時は、『すごい、ラジオ体操する時間があるんだ』って思いました。このタイミングでちょっと立つ時間というか、リラックスする時間ができて、仕事にも業務にも集中して取り組むことができているなと感じております。」

「最初は確かにちょっと違和感あって、『今日もラジオ体操か…』と思ったこともあったんですけど、今は体動かすのが楽しいなと思ってやってます。」

ラジオ体操以外にも、高さを変えられる卓上昇降デスクを導入し、立った状態でも作業できる環境を整えるなど、座りすぎ防止に力を入れていました。

また、明治安田厚生事業団の取り組みとして、「サイコロでPON」というものがあります。
毎日1時間ごとにサイコロを振って、出た目に書いてあるエクササイズをみんなで実施しています。

サイコロの目は・・・
◆むくみ・転倒予防(かかとのあげおろしとつま先のあげおろし)
◆からだリフレッシュ(斜め上に両腕を伸ばし左右交互に体側を伸ばす)
◆からだひねり(後ろを振り向くように左右交互にからだをひねる)
◆バランス&ストレッチ(腿をあげてバランスをとる&ふくらはぎを伸ばす)など

横浜市の学校では、1クラスに1台、立って授業を受けられるテーブルを導入しています。

横浜女学院中学校高等学校 鈴木雅子校長
「ずっと座って授業を受けているというところで、少し思考力が低下してしまったり、体を動かした方が集中力が回復すると学びまして。」

テーブルは1クラス1台の導入でしたが、隣のクラスから借りてくることもあるほど人気があるそうです。

利用している生徒はー
「普段頻繁にはあまり使わないんですけど、『今日は眠い』っていう日に1、2時間使ったり。眠くても集中できるなという時が多くあります。」

「毎時間自分の席に座ってると、見る景色が一緒すぎるので、立つことで自分の環境を変えることができるというか。この学校ならではなのかなと思っています。」

岡浩一朗教授:
自分の大学の研究室も、スタンディングデスクです。
座っている時間を短くしようとすると、こういうものがないとなかなかできない。環境がすごく大事だと思います。

“座りすぎ”解消 エクササイズ

「30分に3分間立つ」のがベストですが、座りながらでもできるエクササイズも教えてもらいました。

・かかとの上げ下げ
・座ったまま足踏み
・膝の曲げ伸ばし
・貧乏ゆすり(ジグリング:座った状態で足や膝を小刻みに細かく動かす )

恵俊彰:
これだけでも先生やっぱり違うんですか?座っていても。

岡浩一朗教授:
何もやらないより、ちょっとでもやはりいいです。とにかく動かすということが大事だと思っていただけるといいと思います。

(ひるおび 2026年7月24日放送より)
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<プロフィール>
岡 浩一朗氏
早稲田大学 スポーツ科学学術院 教授
“座りすぎ研究”の第一人者として健康への影響などを研究

このニュースに関するつぶやき

  • ずっと立ってる仕事もそんな多くないんだよね。じゃあ立ってる仕事が健康的かというとそうでもないだろ。睡眠時間とかにもよる。座ってるだけで寿命が縮むってのはおかしいんじゃね
    • イイネ!4
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