テナント募集中の店舗=イメージ 東京商工リサーチが10日発表した7月の企業倒産件数(負債総額1000万円以上)は、前年同月比6.9%増の1028件となった。2カ月連続で1000件を超え、7月としては2013年以来、13年ぶりの高水準。人件費の高騰や、円安・原油高などによる物価上昇が企業収益を圧迫した。
「人手不足」倒産は63件と、1カ月当たりの最多件数を更新した。このうち「人件費高騰」は36件と前年同月(17件)の2.1倍に増加。「物価高」倒産も93件と、8カ月連続で前年同月を上回った。商工リサーチは、人件費や物価高、金利負担の増加が続く中、「これから資金需要が活発になる時期を迎え、企業倒産は増勢を強める可能性が高い」とみている。
産業別では、10産業のうち7産業で前年同月を上回った。建設業は9.8%増の200件と、12年9カ月ぶりに200件台に増加。小売業は24.1%増の139件、情報通信業は62.5%増の52件だった。