限定公開( 1 )

猛暑が続く日本の夏、今や外出時の必須アイテムとなったハンディファンだが、数ある製品の中でも、SNSなどで「とにかくデカい」と話題になったのが、ドウシシャから発売されている「ゴリラの扇風機」(3278円)だ。
同製品は「小型ファンでは風量がいまひとつ」「顔全体に風を浴びたい」というユーザーの切実な不満を解決すべく開発された。インパクト抜群のネーミングと、それに見合う確かな実力が口コミなどで広がり、売り切れが続出しているようだ。
筆者も以前から気になっていたのだが、たまたまローソンの店頭で実物を見掛けたので、試しに購入してみた。果たして話題になるほどの実力を持っているのか。
●大きいサイズながら、悪目立ちしない無難なデザイン
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ドウシシャは生活関連用品の企画/開発を行うメーカーとしておなじみだが、今回のハンディファンを含む「ゴリラ」シリーズは、インパクトのある設計と面白さを兼ね備えながら、世の中のリアルなニーズに応えるというコンセプトで商品化されているという。
前置きはこれぐらいにして、ゴリラの扇風機を開封してみた。まず驚かされるのが、その名の通りハンディファンとしては大きすぎるサイズ感だ。一般的な小型ハンディファンのファン部分の直径は大きくても10cm程度であるのに対し、ゴリラの扇風機は直径が約16.5cmもある。
実際に手に持って顔に向けると、従来のファンが「点」で風を当てるのに対し、本製品は顔から首元まで一気に「面」で風が届き、細かく本体を動かす必要がないほどの広範囲をカバーする。
●日常使いしやすいカラーバリエーション
本体のカラーは、夏らしく涼しげな「ホワイト」「ブルー」「グレー」の3色展開だ。いずれもマットで落ち着いた色合いだ。巨大なフォルムでありながらも、オフィスや街中で悪目立ちせず、ファッションやバッグの色に合わせて選びやすい。
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「これだけ大きいと、さぞかし音もうるさいのでは?」と思うかもしれないが、実際はその逆だ。
ファンが大きいということは、一度の回転で押し出せる空気の量が多くなることを意味する。そのため、モーターの回転数をむやみに上げずとも、十分な大風量が確保できる。この物理的な原理により、標準的なサイズのハンディファンに比べて風切り音が大幅に低減されている。
風が強いのに音は静かという、オフィスや電車内でも気兼ねなく使える静音性の高さは、大口径ファンならではのメリットといえる。
●「G(ゴリラ)モード」を含む4段階の風量調節
風量は「弱(1)・中(2)・強(3)・G(ゴリラ)モード」の4段階に切り替えられる。それぞれのバッテリー持続時間や体感できる風の強さは以下の通りだ。
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・弱(連続運転目安:約10時間):最も静音性が高く、静かなオフィスやカフェでも目立たない。一般的なハンディファンの中ぐらいの風量がある。エアコンが効いた部屋で使うのであれば、これで十分涼しさを感じる。
・中(連続運転目安:約5時間30分):一般的なハンディファンの強レベルの風量を確保しながら、騒音は一般的なハンディファンの弱レベルに抑えられている。
・強(連続運転目安:約3時間):屋外の歩行時などに活躍するモード。音は大きくなるが、羽根が大きい効果によって、「キーン」という不快な高音系の音が鳴るわけではないため気にならない。手持ち状態で、据え置き扇風機の中ぐらいに匹敵しそうな風量がある。
・Gモード(連続運転目安:約2時間):強より少し音が大きくなる程度だが、風量は明確に1段階上がったと感じられる。つよい。充電中は使用できない。
●筆者おすすめの「卓上ファン」としての活用法
本製品は、グリップ部分をパタンと折りたたむことで、自立型の「デスクファン」としても機能する2WAY仕様となっている。
筆者が今回購入を決めた理由は、実はこの卓上利用にある。長時間のPC作業中、手汗対策でマウスを握る手に風を当てて涼みたかったからだ。実際に使ってみたところ、手に風が当たるどころか、その先の体にまでしっかり風が届いて非常に快適だ。
本体の重さは約340gだが、重心バランスが良好なので手に持っても置いても不安定さはない。さらに正面から見て本体左側面にストラップホール、底面に1/4インチのネジ穴が開いており、好みのストラップを装着したり、市販のカメラ用三脚などに取り付けて高さを自由に調整したりもできる。
●充電タイミングがつかみやすいディスプレイ表示
電源回りも最新のトレンドをしっかり押さえており、充電はUSB Type-Cで行う。内蔵されているリチウムイオン電池は4000mAhという大容量で、スマートフォン用のモバイルバッテリー並みの頼もしさだ。
外出先のカフェなどでノートPCからサクッと給電できる利便性は、日々の持ち歩きにおいて非常に高く評価できるポイントである。
実運用において特に便利だと感じたのが、本体に搭載されたLEDディスプレイだ。風量の段階が視覚的に分かるだけでなく、バッテリー残量がパーセンテージ(%)で明確に表示される。
従来のインジケーターランプ(点滅など)だけの製品では、「あとどれくらい持つのか」が曖昧で外出先でのバッテリー切れが不安だった。しかし、パーセンテージで正確に表示されることで、「そろそろ充電しておこう」というタイミングがつかみやすく、計画的な運用が可能になる。この細やかな仕様が、使い勝手を劇的に向上させている。
●名前負けしていない実力派 どんな人に合う?
ゴリラの扇風機は単なるネタ商品ではなく、ユーザーの不満を真っ向から解決する極めて実用性の高いガジェットだ。以下のような方に強くおすすめする。
・一般的なハンディファンの風量やカバー範囲では物足りない人
・大きくてもいいのでとにかく風量を求める人
・通勤/通学や屋外レジャーで、一気に顔全体をクールダウンさせたい人
・普段はデスクに固定し、いざというときにハンディファンとしても使いやすい製品を求める人
・バッテリー残量を正確に把握し、安心して1日中持ち歩きたい人
ファンの中心部にはミラーが搭載されており、風を浴びながら前髪や汗で崩れたメイクの確認できるなど、実用的なギミックも満載だ。バッグの中での誤作動を防ぐスライドスイッチも採用されており、細部まで配慮が行き届いている。
なかなか在庫が安定していないようだが、ローソン店頭が狙い目かもしれない。2026年の夏は、このデカすぎるゴリラの扇風機で、圧倒的な涼しさと快適な風を手に入れてみてはいかがだろうか。
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