美容医療、進む低年齢化=目立つまぶた整形、親の意向も―専門家「丁寧なカウンセリングを」

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2026年08月12日 07:31  時事通信社

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美容医療の低年齢化が進んでいる(イメージ写真)
 美容医療の低年齢化が進んでいる。美容クリニックの中には、19歳以下の割合が約10年間で約2.6倍に増えたところもある。まぶたを二重にする整形手術が中心で、夏休みなどの長期休暇を機に受ける中学生も多いという。親の意向で受診する人もおり、専門家は「術前の丁寧なカウンセリングが必要」と話す。

 共立美容外科・歯科・皮膚科(東京都渋谷区)の直営17院では、19歳以下の患者が占める割合は2017年が7.2%だったが、25年には約2.6倍の18.8%に増加。二重整形手術を受けた中で19歳以下が占める割合も18年の18.8%から25年には27.2%になった。

 二重整形手術は中学生にも浸透している。SBC湘南美容クリニック新宿本院(新宿区)では小学校卒業後から手術が受けられる。18歳未満は親権者の同伴と承諾が必要で、同院の金児美医師(43)は「近年、中学3年の患者が増えている。夏休みや高校進学前に相談が集中する」と話す。

 手術には、まぶたに糸を通して二重のひだを作る「埋没法」と、希望する二重の線に沿ってメスを入れる「切開法」がある。金医師は「腫れや内出血が少なく、糸を抜いて元に戻せる埋没法が主流。手術は30分ほどで済み、約1カ月で定着する。未成年に特有の身体的リスクはない」と語る。

 親の意向で手術を受けた人も。漫画家グラハム子さん(39)は中学3年の春休みに母親の提案で最初の手術を受けた。「一重まぶたは悪いという母の価値観を刷り込まれ自分の感情が分からなかった」と振り返る。

 大学在学中に3回目の手術を受けようとした際、「抑えていた感情があふれ、手術台の上で大泣きした」ため、医師の判断で手術は見送られた。現在は2児の母であるグラハム子さんは「美しくあるべきという社会の暗黙の圧力は確かにある。将来、子どもが整形を望んでも反対はしないが、なるべく多くの価値観を示すつもり」と話す。

 未成年者の美容整形に関し、公益社団法人「日本美容医療協会」の久次米秋人理事(68)は「患者の意思尊重が第一だが、骨を削るなどの元に戻せない手術は医師が止めるべきだ」と主張。「術前のカウンセリングで、医師と保護者が患者の希望を丁寧に聞き出して理想像を共有し、患者の納得感を高める過程が必要だ」と訴えている。 

このニュースに関するつぶやき

  • 二重まぶたなんてシワみたいなもんでしょ、私だって年齢を重ねて自然になったけどね。
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