
高校生といえば、友だちと出かけたり、恋愛を楽しんだり、部活動に打ち込んだり……。そんな「青春」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。しかし、すべての高校生が活発に外へ出て、友だちと遊びたいと思っているわけではないでしょう。
『友だちも彼氏もいない高校生の娘。夏休み中遊びに行ったのは1回だけ。あとは予定なしらしい』部活動には参加しているものの、本人はあまり楽しんでいない様子。趣味はイラストやアニメなど、インドアなものばかりだそうです。投稿者さんは「せっかくの青春時代なのに、こんな過ごし方でもったいない」と感じていますが、本人の人生だけに、口を出すこともできず見守っているそうです。
「うちの子も同じ」という声
まずあったのは、投稿者さんと同じような高校生をもつママからのコメントです。
『高校生の娘は休みの日は夜中までゲームやって、昼間は寝ている』
『うちの子もほぼ遊びに行っていないよ。一生スマホいじっている。好きなことがあるって素敵だよ』学校では友だちがいても、休日まで一緒に出かけるとは限りません。家でゲームやスマートフォンを楽しんだり、家族と過ごしたりする高校生もいます。一方で、「自分自身も高校時代は友だちと遊ばずに過ごしていた」というママからは、親に心配されることがイヤだったとの声もありました。
『部活と趣味があるならまだいいじゃん。学校でいじめられたり嫌われているわけではないのでしょう?』
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ママが知らないところで友だちとつながっている?
「遊びに行かないから友だちがいない」とは限りません。
『友だちとはゲームでやり取りしているのではないの? 恋愛に興味なくて何が悪いの?』
『ママが知らないだけで、LINEでつながっている友だちがいるかもしれないよ』今の高校生にとって、友だちとの交流は必ずしも「実際に会って遊ぶ」だけではありません。LINEやゲームなどを通じて、家にいながら友だちと会話している可能性もあります。また、遊びに行くには交通費や食事代などのお金も必要です。本人なりに節約をしているのかもしれません。
「青春は今しかない」と思ってしまうママ
投稿者さんが娘さんを心配する背景には、「高校生のうちにしかできないことをしてほしい」という思いがあります。たしかに、友だちと過ごす時間や学校行事など、高校生だからこそ味わえる経験もあります。しかし、別のママからは、
『そういう子は大学生で青春を謳歌することもあるよ。今ではないだけ』
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『高校までは陰キャだったけれど大学で彼女ができて、それなりに楽しんでいたよ。息子のおかげで、私は今、陰キャこそオシャレだとすら思っている』
『うちは姉が地味でインドアだったけれど、20代後半で目覚めてあちこち遊びに行くようになった』青春の時期やかたちは、人によって違うのかもしれません。
イラストやアニメが好き。それも立派な青春
今回、とくに多かったのが「好きなことがあるなら、それでいい」という意見です。
『イラストを描くことの何が悪いの? 夏休みを目一杯つかって超大作できたら、逆に褒めてあげてほしい』
『イラストやアニメ、好きなことがあるって素晴らしいですよ。友だちや恋人と、リア充っぽく過ごすだけが青春ではないと思います』
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『自分の好きなことだけに自分の時間をつかえることが青春時代だよ』こちらのママは投稿者さんとは違う「青春」の捉え方をしているようです。
ママの「もったいない」は子どもには届かない?
ママとしては、「もっと友だちと遊べばいいのに」「せっかくの高校時代なのに」と思ってしまうのかもしれません。しかし、ママが思う理想の青春と、子どもが心地よいと感じる青春は、同じとは限りませんよね。
『恋愛中毒の高校生なんか心配だわ。家では好きなことをゆっくりさせてあげなよ』
『部活はしているし、インドアの何がダメなの? 娘の陰キャ否定はママとしてダメだと思う』もちろん、本人が「友だちがほしいのにできない」「毎日寂しい」と悩んでいるのであれば、話を聞いたり、必要なサポートを考えたりするといいのでしょう。ただ、本人がひとりの時間を楽しみ、イラストやアニメという好きなものに夢中になっているのであれば、それを「もったいない」と決めつける必要はないのかもしれません。高校生の夏休みを、毎日友だちと遊んで過ごす子もいれば、家で作品を作り続ける子もいます。大人になった投稿者さんが振り返る「青春」と、今を生きている娘さんにとっての「青春」は、違っていて当然です。大切なのは、ママが思い描く青春を子どもに送らせることではなく、本人が自分らしく過ごせているかを見守ることなのでしょうね。
文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・Ponko

