
「コミュニケーション能力(コミュ力)」は、学校生活や将来にもかかわるからこそ、気になるテーマではないでしょうか。生まれもったものなのか、それとも後から伸ばせるものなのか……ママたちの声から、その実態を探ります。
『コミュ力って生まれもった性格が大きいのかな。上の子は友だちが多く、クラス代表を務めるなど人前でも堂々と振る舞えるタイプ。一方で下の子はおとなしく、友だちはいるものの主張が少なく、周囲からはやや控えめに見られているよう。思えば幼児期からふたりとも性格は変わらない』投稿者さんは、上の子のように少し頑張るだけでできてしまう子もいるし、頑張っても主張が苦手な子もいると思うそう。上の子の方が褒められたり評価されたりすることが多く、仕方ないけれど世のなかはそういうものかもと思っているとのこと。性格は努力の度合いだけでは説明できない差を感じていると言います。
コミュ力はもって生まれたものもあるけれど…
まず見られたのは、「コミュ力は生まれつきの影響が大きい」というコメントでした。
『もって生まれたものは大きいと思う』
『長男は旦那にそっくりで陽キャで友だちが多い。次男は私似で陰キャで友だちがいない。同じように育てたよ』同じ家庭環境でも性格がわかれることは珍しくなく、親としては「なぜ」と感じる場面もあるのでしょう。また、
『子どものうちはとくに、生まれもった得手不得手の影響を受けやすい』
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『下の子を見ていると歯がゆい。自己肯定感も低いのかもしれない』わが子の様子に複雑な思いを抱える声もありました。
「コミュ障」と一括りにできない難しさ
「コミュ力が低い」とされる状態にも、さまざまな背景があるようです。
『意見はあるけれど、恥ずかしくて大勢の前では言えない』このように、考えがないわけではなく、表現の仕方や場面によって難しさを感じるケースもあるのでしょう。とくに子どもの場合は、成長段階にあるため、その時点の様子だけで判断するのは難しいのかもしれません。また、「おとなしい=消極的」と単純に結びつけるのではなく、その子なりのペースや安心できる環境を見極める必要があるのでしょう。
コミュ力が高い人の特徴とは
では、いわゆる「コミュ力が高い人」は何が違うのでしょうか。
『自分に自信があるのでは』
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『コミュ力が高い人の近くにいると影響を受ける』という声もあり、周囲の人間関係から学ぶ側面もあるようです。環境のなかで自然と身についていく力でもあるのかもしれません。
コミュ力は後からでも鍛えられる
一方で、後天的に伸ばすことができるという前向きな意見も少なくありませんでした。
『環境や努力次第で改善は可能』
『ママのかかわり方で変わる』日常的にママがたくさん話しかけたり、子どもの発言を受け止めたりすることで、コミュニケーションの“練習”が積み重なっていくのかもしれません。また、きょうだい関係にも注目が集まりました。
『長子は親やきょうだいのことを見ていて観察力がある。コミュ力も鍛えられる感じがする。末っ子は受け身でも周囲がフォローしてしまう』
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『上の子の主張が強い、またはママが上の子と比較する場合、下の子は主張の強い子になる場合と引っ込み思案になる場合にわかれます。下の子を変えようとするのではなく、環境を見なおしてみては?』投稿者さんが感じている「上の子の方が評価されやすい」という現実に対する複雑な思いも、ママたちが共感する部分ではないでしょうか。しかし、それぞれの子どもには異なる強みや魅力があり、一概に優劣をつけられるものではないのでしょう。
コミュ力は、生まれもった気質と環境の両方が影響し合いながら育っていくものなのかもしれません。大切なのは、他の子と比べることではなく、その子自身のペースや個性を理解し、安心して自分を表現できる土台を整えることではないでしょうか。違いに悩む時間もまた、わが子を深く知るきっかけになるのかもしれません。
文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・なかやまねこ

