限定公開( 7 )

国際刑事裁判所(ICC)の所長を務める赤根智子さんの著書「戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない」(文春新書)が、刊行から約1年2か月を経て、再び注目を集めています。
同書は2025年6月20日に発売された新書で、定価は税込1045円。米国務省が8月18日に赤根さんを制裁対象に指定した直後から、販売ランキングにも大きな動きが出ています。
文藝春秋プロモーション部は20日未明、公式Xで【今、売れています!】と同書を紹介。
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「多くのお問い合わせにより一時オンライン書店の在庫が売り切れ」と説明し、在庫が復活するまで待つよう呼びかけるとともに、電子書籍の利用も案内しています。
実際、販売ランキングを見ると急浮上ぶりがうかがえます。
楽天ブックスでは、8月10日〜16日の週間ランキングで「新書」2368位だったものが、8月19日付の日別ランキングでは「新書」2位、「本」全体でも13位に上昇。
Amazonでも20日午前に確認したところ、「本」の売れ筋ランキングで50位に浮上。「国際政治情勢」「文春新書」「刑法・訴訟法」の3カテゴリーで1位と表示されていました。
なお、AmazonではKindle版は税込1000円で販売されている一方、紙の新書版は「2720円より」となっており、「その他の新品とコレクター商品」についても2720円からと表示されていました。
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文藝春秋の公式サイトでは、紙版の価格は現在も税込1045円。定価そのものが変更されたわけではなく、Amazon上では定価の2倍を超える価格での出品が確認できる状況となっています。
そこで紙版の在庫状況について確認してみると、ECサイトでは電子書籍のみとなっているところが多く、紙版は取り寄せ、もしくはすぐに購入できない状態となっていました。
次に、文藝春秋が公開している在庫情報で実店舗の状況を確認すると、在庫が残っている書店もあるものの、「残りわずか」を示す表示が目立ちます。オンラインだけでなく、店頭でも紙版の在庫が薄くなっているようです。
今回、赤根さんへの関心が高まったきっかけとなったのが、米国政府による制裁です。
米国務省は8月18日、赤根さんとICCの上級法廷弁護士アブドゥライ・セイ氏を、大統領令14203号に基づく制裁対象に指定。
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米政府は、両氏がICCの管轄権に同意していない政府の当局者を捜査、逮捕、拘束、訴追するICCの取り組みに直接関与したことを理由に挙げています。
日本外務省は翌19日、ICCを一貫して支持してきた立場から、今回の措置について「大変残念」と表明しました。
赤根さんは2024年3月からICC所長を務めています。同書では、ロシアのウクライナ侵攻やイスラエル・パレスチナ情勢を背景に、プーチン露大統領やネタニヤフ・イスラエル首相への逮捕状を出してきたICCを取り巻く状況のほか、自身がロシアから指名手配された経緯、ICCや「法の支配」のあり方などについてつづっています。
「戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない」――。刊行から1年以上を経て、米国による制裁を機に再び注目を集めた一冊。図らずも今、そのタイトルがこれまで以上に重みを持って響いています。
<参考・引用>
米国国務省「Advancing the United States’ Campaign to Address the Threat Posed by the International Criminal Court」
外務省「国際刑事裁判所(ICC)に対する米国の制裁(外務報道官談話)」
文藝春秋「『戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない』赤根智子」
文藝春秋プロモーション部 公式X(@bunshun_senden)
Amazon.co.jp、楽天ブックス書籍ページ
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