※画像は生成AIによるイメージです 大人の社交場・銀座のクラブにホステスとして勤めているみずえちゃんと申します。その傍ら、ライターとしても活動しており、これまでに私がお酌をさせていただいたおじさま方との実体験をもとに、夜遊びやモテに関する情報を発信させていただいております。
◆おじさんは身内に甘い
今回のテーマは、自身の加齢をどうしても受け入れられない中高年男性の「迷言集」です。
25歳を過ぎた女の子を「クリスマスケーキ」に例え、心配してくれるおじさんがいまだ少なくない一方で、おじさんたちはというと「男はいつまでも少年だから」と互いに励まし合い、慰め合ったりしています。そう思うと、男女における「年齢の重ね方」に対する、世間というか、主におじさんの評価には、奇妙なほどの非対称性があるように思います。
おじさんコミュニティには「お互いの現実を直視させない」という強靭な助け合い機能が働いていますが、それはあくまで中高年男性同士のコミュニティ内でのみ機能するもの。おじさん以外の人々はそこまで優しくありません。自身の加齢に無自覚なため、知らず知らずの間に周囲から冷ややかな目で見られているおじさんも少なくないでしょう。
読者の皆さんには、そんな可哀想なおじさんにはなってほしくありません。おじさんの振り見て我が振り直しましょう。そこで今回は、おじさんが身内に甘々だからこそ生まれる、実年齢と精神性の「大いなるミスマッチ迷言」をまとめました。では、さっそく解説します。
◆その1:42歳ホステスに「お母さんじゃん」と言う58歳
銀座のクラブでは実に幅広い年齢層の女性が働いています。下は大学生、上には50代60代の大先輩が君臨しています。40代のホステスさんだって全然珍しくありません。
ところが、中には「42歳!?オレのお母さんじゃん」と、目を丸くしている男性も。そういう彼はというと、還暦手前の58歳です。42歳のお母さんのお子さんって、10代とか20代ですよね。自身を「子ども」のポジションに置き、16歳も年下の女性を「保護者」扱いするとは。なんとも図々しいというか、もはや意味不明なのですが、いくつになっても「少年」を自認しているおじさんは割といます。
◆その2:「え?オレってもしかして君の親との方が歳近いの?」と驚く58歳
このお仕事をしていると特に多いと思うのですが、25歳以上の女性は容赦なく「おばさん」にジャンル分けされます。今年37歳になる筆者は、58歳の中高年男性にとっては同年代、タメ感覚なのかもしれません。
「え?オレってもしかして君の親との方が歳近いの?」と、驚かれることもしばしばです。21歳という圧倒的な年齢差があるにもかかわらず、ちゃんと同年代扱いしてくれるんですよね。本当にすごいです。もちろんほめていません。
◆その3:30代女性とは話が合うと思っている50代
おじさんだって、さすがに20代前半の女の子は「自分にとっては若すぎる」というところまではわかっているようで「20代の女の子とは話が合わないんだよね」と言うのですが、なぜか30代の女とは「話が合う」と安心しています。
50代と30代じゃだいたい20歳も年齢差があるのに? 20年間もあったら0歳だった子が大学生、人によってはもう社会人なんですけど。その年齢差はなぜか気にならないようです。
30代の女たちに「大人の対応」をされ続けた結果、「話が合う」と安心するに至ったのでしょうか。
◆その4:「40歳の女性までなら抱けます」と堂々宣言する60代
なぜか「選ぶ側」の全権を握っていると思い込んでいる中高年は少なくありません。中には「40歳までなら全然抱けますよ」と、堂々宣言するおじさんも。
当の40歳女性から「お断りされる可能性」を1ミリも考慮していない、その圧倒的な自信がもはや羨ましくさえあります。シワシワのシミまみれ薄毛肥満体型が、40代女性に相手にされるわけがないでしょうに。
◆その5:いつまでも心は少年だから「18歳の女の子と恋愛したい」中高年
本物の少年は10代の女の子と対等に悩み、傷つきながら恋をします。だって少年だから。だってそれが青春ってものだから。
シワシワのシミまみれ薄毛肥満体型が少年のような心で18歳の女の子に発情し、悩み、傷ついているのは全然青春じゃないです。
◆その6:21歳の女子大生に「何歳までならいけるの?」と質問し…不機嫌になる58歳
年齢当てクイズに並ぶ定番のクエスチョン「何歳までならいけるの?」ですが、もちろん質問者であるおじさんは、ご自身の年齢にうーんと近い回答しか想定していません。
ところが最近のホステスは正直です。「何歳までならいけるの?」と聞かれた21歳女子大生は「ギリギリ29歳までなら大丈夫です」と答え、おじさんを憤慨させていました。
8歳上という極めて現実的で優しい回答であったのにもかかわらず、58歳は自身が対象外であったことに傷つき、本気で落ち込んで「遺憾です」みたいな顔をしていました。
だいたい、卒業旅行の資金を貯めたくてちょろっと銀座でバイトしているだけで、就職が決まったらこんなクソみたいな仕事は真っ先に辞めてキレイサッパリ忘れてやろうと考えている女子大生と、この先しばらくは水商売で食ってかなくちゃいけないから「えー、60歳くらいのおじさんが大好き」ってクネクネしてるおばさんとじゃ、一生懸命さってもんが違うんじゃないですかね。
◆目を覚ましましょう
今回は、自身の加齢をどうしても受け入れられない中高年男性の「迷言集」について解説しました。
「これってもしやオレの話かも……」と、ドキッとしたおじさんはまだ大丈夫。あなたは周囲への気配りと遠慮、おもいやりにあふれた素晴らしい人です。
当事者意識を持って「おじさんをイジメるな」と怒っているそこのあなたはまだマシ。ヤバいおじさんを自覚できているので改善の余地ありです。
「こんなおじさんいるのかよ」と笑っているそこのあなたは要注意。自分だけは例外、もしくは「あの子だけはオレをそんな目で見るはずない」なんてご自身に言い聞かせていませんか? それは錯覚です。目を覚ましましょう。
文/みずえちゃん
【みずえちゃん】
1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989