発見された約350年前の「大津祭」の絵巻=20日、大津市 2025年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録された「大津祭の曳山行事」の約350年前の江戸時代前期の様子を描いた絵巻「四宮祭礼図絵巻」が見つかった。江戸期の大津祭の文字記録は残るが、絵画はほとんどなく、貴重な資料だという。9月8日から11月1日まで大津市歴史博物館で展示される。
大津祭は、約400年の歴史を持ち、毎年10月に曳山(ひきやま)と呼ばれる山車が市内を練り歩く。絵巻は大阪府の大阪青山大学が所蔵していたが、調査の結果、大津祭の様子と判明した。絵巻は長さ約10メートル。金や絵の具を使用して山車や武者などの仮装行列を描いた豪華な絵巻で、当時の一流絵師による作品とみられるという。
現在は曳山13基が巡行するが、絵巻では6基が描かれており、昔の姿を伝えている。