ママスタ
子どもの交友関係は、親としては多かれ少なかれ気になるものでしょう。特に子どもが新しい環境に飛び込んだり、周りが知らない人ばかりのところに入っていくときには、子ども本人以上に緊張してしまうママたちもいるかもしれませんね。今回の投稿者さんは、高校生になった娘さんの交友関係のことで悩んでいるようです。
『高1娘の友だち関係が気になっています』
高校生になった娘さんは、同じ中学からの進学者がほとんどいない環境でスタートしました。小中学校時代に人間関係で苦労した経験があったため、投稿者さんはやや心配気味。しかし嬉しいことに、当初は席の近いクラスメイトとすぐに仲よくなって毎日楽しく通っていました。
ところが安心したのもつかの間、潮目が変わる出来事が起こったのです。大会前の話し合いを機に、娘さんが部活のメンバーとお昼を一緒に食べるようになると、今度はクラスの友だちから徐々に距離を置かれるようになってしまったのでした。そして最終的にはグループ内で孤立。投稿者さんは娘さんに「クラスの関係も疎かにしないようにね」とアドバイスをしたり、「クラスの子に謝ってみたら?」と提案しました。しかし娘さんは怖がっているのか、なかなか行動に移せない様子です。投稿者さん自身も学生時代に友だちが多いほうではなかったようで、なんだかヤキモキ。親としてこれ以上、どうアドバイスすればいいものかと思い悩んでいます。
「みんなと仲よく」は大人でも難しいよ
『お昼ご飯以外、クラスでそんなに話す時間はないでしょ。娘さんが抜けたことで他のメンバーはお昼にどんどん仲よくなるのは当然。どちらかが悪い、じゃなくて、娘さんがクラスの子より部活メンバーを選んだってだけ』
『あっち行ったりこっち行ったりするのは、両方から嫌われるよ。まだ高1の夏休み前でしょ? ゆっくり距離感をつくればいい』
部活のメンバーと仲よくなった代わりに、クラスの友だちとはやや疎遠になってしまった娘さん。投稿者さんは「もっとうまくやれたらよかったのに」と歯がゆく思っているようです。しかしママたちが指摘するように、全員と仲よくなるような立ち回りは大人でも至難の業。むしろ両方から距離を置かれるリスクすらあります。まだ高校に入学して数か月ならば、人間関係の距離感を模索している最中ではないでしょうか。
過ぎたアドバイスはNG!プレッシャーをかけないで
さらにママたちからは、投稿者さんにある指摘が寄せられました。
『「どうなった?」と様子を聞くのもやめて、とにかく関わらない。投稿者さんがした助言の数々が全然響かないものばかりで、どうすればいいのかわからないんでしょ? だったら余計な口を挟まないで見守るだけにしなよ』
『解決しなくていいんだよ。共感しておけばいい。女子の悩みなんて、だいたいそう。「わかる、わかる」でいい』
『現場にいる本人が感じ取って、本人が決めて動くしか解決方法なんてないんだよ。親がすることは共感や励まし程度でいい』
わが子が悩んでいることがあれば、親としてはなんとか解決してあげたいと思うものでしょう。しかし正論や「こうすればよかったのに」とアドバイスをぶつけるのはNGだとの声が聞こえてきました。ママたちが言うように、アドバイスよりも「共感」が必要なのかもしれませんね。投稿者さんがよかれと思って授けるアドバイスに、娘さんは「それができないから苦しんでいるのに」「私が悪いんだ」と思ってしまう可能性もあるでしょう。そうすると余計なプレッシャーや自己嫌悪を抱かせてしまう場合も考えられます。まずは「そっか、寂しかったね」「それはつらいね」と、大きく包み込んであげることが大切だとママたちは語りました。
家庭が「居心地のいい場所」であれば……
『「娘と自分は違う人間だ」って強く認識することだよ。なんでも同一化して「私がこう思うから娘もこう思うはずだ」って思わないこと。失敗とか、うまくいかない経験で、強くなるんだよ』
『支え方としては、とにかく家を安らげる空間にすること。掃除して清潔に、おいしいご飯、夫婦仲は良好。悩み疲れても、家に帰ってほっとしたらだいたいは乗り越えられる』
『高校生の親にできるのって「一緒に悩むこと」じゃなくて、「家が落ち着ける、笑える、帰る場所にする」程度じゃないかな』
ママたちが考える「投稿者さんが親としてできる最大のサポート」は、アドバイスをすることではないようです。それよりも「娘さんにとって家を居心地のいい場所にすることが大切だ」との意見が寄せられました。外の荒波でどれだけ傷ついてボロボロになっても、ドアをあければ自分を温かく迎え入れてくれる場所が待っている。その絶対的な安心感さえあれば、子どもはまた自分の足で立ち上がり、現実を乗り越えていく力をちゃんと蓄えられるはずです。
当然のことですが、クラスでちょっと孤立したからといって人生がすべて終わるわけではありません。むしろその寂しさや失敗の経験を通して、自分に合う友だちの距離感を学んだり、上手な付き合い方を覚えたりと、少しずつ大人になっていくのでしょう。
わが子が泣いている姿を見るのは、自分が傷つくよりもつらいもの。しかし母親としては、あえてどーんと構えておくのがいいのかもしれませんね。
文・motte 編集・いけがみもえ イラスト・Ponko
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