
8月30日、イラン国営メディアが、アメリカ軍がホルムズ海峡の島に実施した攻撃に対する報復として、ヨルダンにある米軍基地を攻撃したと報じたと時事通信が伝えた。
同報道によると、イラン革命防衛隊がヨルダンに位置するアメリカ軍が運営する2つの空軍基地を標的に弾道ミサイルを発射。「甚大な被害」を与えたとされている。
これによってネット上でにわかに懸念されているのが、日本がイランの“攻撃対象”になる可能性だ。
「8月29日に『毎日新聞』は、英国防・安全保障専門メディアであるUKディフェンス・ジャーナルが、青森県三沢市にある米軍三沢基地のF16戦闘機が対イラン作戦で3〜4月に中東に展開していたと報じたことを明らかにしました。またこれまでに佐世保、沖縄などの日本の各基地から米軍がイラン攻撃に関与していた可能性も判明。
『共同通信』の報道によると同日、イランのアラグチ外相は、米軍三沢基地のF16戦闘機が対イラン作戦で中東に展開したという報道に対し『平和を愛する日本の人たちは米国の犯罪について、日本政府に説明責任を問うべきだ』と指摘。『イラン攻撃は、基地が受け入れ国を守るためではなく、攻撃的な政策に使われていることを示した。三沢基地もその一例だ』と述べています。
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その翌日にイランによる米軍基地に対する報復攻撃が報じられたこともあって、国内では日本に位置する米軍基地も“攻撃対象になるのでは”と懸念の声が広がっている状況です」(全国紙政治部記者)
X上では《大変なことになった》《とうとう、日本が戦争当事国になってしまった》《え?何これ。ヤバくね?》などと、一連の報道をめぐって不安の声が広がっている。
国内の著名人からも事態を危惧する声が少なくなくない。
8月30日、現代美術家の奈良美智氏(66)は自身のXに《日本の米軍基地も中東のように対米の攻撃対象になる確率がとても高くなってしまった》と投稿。日本共産党の山添拓氏(41)は自身のXに《無法な戦争のための出撃は、もとより駐留目的に反する。日米合意の「事前協議」も一切ない。米国の横暴勝手を、日本はいつまで放置するのか》と綴った。
またその翌日、ロックバンド『Hi-STANDARD』のメンバー・難波章浩(56)も《マジ戦争とか爆撃されるとかヤメて欲しいよね》とポスト。9月1日17時点で、これらの投稿はそれぞれ8.1万回、22.1万回、6万回のインプレッションを獲得するなど注目を集めている。
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前出の全国紙政治部記者が続ける。
「’53年に日本の出光興産のタンカーが、当時イランの旧権益主だったイギリスの経済封鎖と海上封鎖を冒してイランから直接原油を輸出した『日章丸事件』以来、日本とイランは長らく友好国関係にあります。しかし今回の報道に関しては、イランの外相が事態に直接言及していることもあって危惧の声が広がっているようです。
とりわけ三沢基地は青森県の下北半島の付け根に位置しており、その近辺には原子力関係の企業や施設も少なくありません。これまでの国交や国際政治上の立場などを踏まえると直接攻撃などの可能性は低いと思われますが、2カ国間の関係性に今までにない緊張感が走っていることは間違いないでしょう」
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