

夫がコウタロウの泣き声に目を覚ますことはありませんが、育休をとってくれたことはありがたいです。いまの世の中の流れ的にもいいことだと思っていました。でも日が経つにつれ……夫の行動に少しずつ違和感を覚えはじめます。


夫が面倒を見ると言っていたんだから、なんとかしてくれるだろう……。そう思っていたのにいつまで経っても泣き止む様子がありません。夫は泣きつづけるコウタロウを抱っこしながら、テレビで海外のスポーツ中継を見ていたのです。
夫がいてくれてありがたい部分と、夫がいることでモヤっとする部分が同じ比率で存在していました。確かに夫が育休をとってくれていることで、助かることはたくさんあります。食事の支度だってしてくれるし、夜中に起きない分、昼間の育児はやってくれます。私の睡眠時間を確保するためにちゃんと動いてくれるのです。
私は助かっているはず。そう思いました……いや、思うようにしていました。夫がいなかったら、きっとものすごく大変だったはず。だから感謝しないといけないよね……? 私はまるで自分に言い聞かせるように呟いていたのでした。
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