消火活動が行われた道頓堀川沿いのビル=2025年8月、大阪市中央区 大阪市の繁華街、道頓堀の雑居ビルで昨年8月、消火活動中の消防隊員2人が死亡した火災で、大阪地検は30日、たばこのポイ捨てで出火させたとして、重過失失火罪で配達員の男(35)を在宅起訴した。認否は明らかにしていない。
在宅起訴されたのは坂本誠被告(35)=同市都島区。
起訴状などによると、坂本被告は昨年8月18日午前9時半ごろ、同市中央区宗右衛門町の東西に並ぶビル2棟の西側1階付近で、火の付いたたばこをポリ袋などが散乱する溝にポイ捨てし、2棟に燃え移らせて床や外壁など計約307平方メートルを焼損させたとされる。
大阪市消防局などによると、火は複数の屋外広告を伝って上階へ広がったという。隊員2人は東側ビル6階で消火作業中、爆発的な燃焼が起こる「バックドラフト」が発生し、取り残されて死亡した。
坂本被告は今年7月、重過失失火容疑で大阪府警に書類送検されていた。府警によると、現場近くで日常的に火の付いたたばこをポイ捨てしていたという。